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ボーフォール : ウィキペディア日本語版
ボーフォール

ボーフォール()は、フランスサヴォワ地方のサヴォワ県の大部分とオート=サヴォワ県の一部で生産される、牛乳を原料としたチーズ〔。ハードタイプに分類される〔。ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン (1755 - 1826) がチーズの「プリンス」と賛辞を述べたのは、このチーズをさしているとされる〔前掲 。ただし、後述のようにボーフォールの名の初出は1865年とされている。〕。名称のボーフォールは産地のコミューンのひとつ、に由来する〔〔アルベールヴィル近郊。〕。同じ地方で生産されるアボンダンスとの類似が指摘されるが、大きさはボーフォールの方が大きい〔前掲 〕。
正確な年代は不明ながら起源は中世にさかのぼり、ヴァシュラン(この地方やスイスなどで牛乳から生産されるウォッシュチーズの総称〔前掲 〕)を作っていた人々が17世紀にグリュイエールチーズの製法を導入し、グロヴィール (grovire) と呼ばれる、現代のボーフォールに似たチーズの生産を始めた〔。ボーフォールの文献への初出は1865年とされ、製法はこのころから現代までおおむね変わっていないとされる〔。1968年にはAOC認定を受けた〔。
ボーフォールには呼称による分類があり、普通のボーフォールのほかに「エテ (été)」および「アルパージュ (alpage)」がある。この2つは夏の間に放牧牛の牛乳から作られるボーフォールをさし、中でもアルパージュはシャレ(山小屋〔前掲 。〕)で作成されるものに限定される〔。ボーフォールはAOC認定の際、生産地を海抜800メートル以上と限定されているが〔、アルパージュを名乗るためのシャレは標高1500メートル以上に立地することが必要とされる〔〔。この「ボーフォール・ダルパージュ (beaufort d'alpage) 」は「最高級〔」「絶品〔」「個性的で希少で高価〔」などと評される。
味は甘味が感じられ〔、「青草、花、フルーツ、ナッツ」と表現される複雑な風味を持つ〔。ワインやクルミ入りのパンと合わせたり、フォンデュに使ってもよい〔。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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