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ポアソン比(ポアソンひ、英語:Poisson's ratio、Poisson coefficient)とは、物体に弾性限界内で応力を加えたとき、応力に直角方向に発生するひずみと応力方向に沿って発生するひずみの比のことである。ヤング率などと同じく弾性限界内では材料固有の定数と見なされる。 名称はフランスの物理学者シメオン・ドニ・ポアソンに由来する。 == 定義 == ある物体に ''z'' 軸方向に単軸応力(一方向のみに働く応力)が働くとき、物体の弾性に基づき ''z'' 軸方向の寸法が伸びて、縦ひずみ ''εz'' が発生する。このとき付随的に、''z'' 軸直角方向の ''x'' 軸と ''y'' 軸にも横ひずみ ''εx'' と ''εy'' が発生する。この現象をポアソン効果(Poisson effect)とも呼ぶ。 この横ひずみを縦ひずみで除し、−1を掛けたものがポアソン比 ''ν'' である。 : 方向によらずポアソン比一定の材料の場合は、単に ''ν'' とも表す。 : ポアソン比の逆数をポアソン数といい、''m'' で表される〔。 : 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポアソン比」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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