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無線呼び出し(むせんよびだし)とは、特定の手順によって、電波で小型受信機(通信機器)に合図を送るシステムである。主に連絡を取りたい相手が持っている通信機器に情報を知らせるために用いる。日本ではポケットベル、または略してポケベルとも呼ばれる。個人需要が高かった1990年代の流行期には若者ユーザーからは更に省略され、ベルの愛称で親しまれた。英語では''pager''(ページャー)または''beeper''(ビーパー)という。ちなみに台湾では''BBCALL''という。 電気通信事業者による電気通信サービス(公衆呼出し)(日本ではNTTドコモグループ及びテレメッセージ各社が提供していた。)と、特定の工場やビル内などを対象に設置されたもの(構内呼出し)がある。 警察無線や消防無線の受令機も広義の無線呼出しである。こちらは無線電話の音声を受信でき、全対象者に命令の一斉伝達が、また聴いているであろう特定の相手を名指しすることで簡単な伝言が出来る。 2008年10月以降、日本で電気通信事業者による無線呼出しサービスを提供しているのは東京メッセージグループの東京テレメッセージ〔2008年10月、YOZANから会社分割した「2代目」。〕と沖縄テレメッセージの2社だけである。 == 概説 == 1958年に米国で世界初のサービス「ベルボーイ」が開始された〔移動通信システムガイド'97 -陸上移動通信のすべて- p.45〕。当時は、交換手に呼出番号を伝えるものであった。やがて、特定の電話番号に電話をすることで呼び出すものとなり、DTMFで電話番号やメッセージを送信できるように多機能化が行われた。 1995年9月に米国でReFLEX方式による簡易双方向通信サービスが開始されている。 また、1990年代後半より、電子メールや事業者のホームページからの呼出しに対応したものも登場している。 米国では契約者が2002年末の1410万から2005年末には830万まで減少しており、中国でもサービスの停止が発表されており、世界的に無線呼出しサービスは消滅への流れを進めている。〔YOMIURI ONLINE 2007年3月22日〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「無線呼び出し」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pager 」があります。 スポンサード リンク
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