|
郵便ラッパは、ラッパの一種で、バルブを持たない円柱状の金管楽器でホルンの仲間に分類される。18世紀から19世紀頃のヨーロッパで乗馬による郵便輸送やメールコーチと呼ばれた郵便馬車がその出発到着を知らせるために用いていた。フランス語ではコルネ・ド・ポスト (cornet de poste) 、ドイツ語ではポストホルン (Posthorn) 、英語ではポストホーン (post horn) やコーチホーン (coach horn) と呼ばれる。日本で音楽演奏に使用する場合、通常ポストホルンとよばれる。 楽器として使用されるものは管を3周巻いたものとなっている。モーツァルト、マーラー等がこの楽器を使った曲を作曲している。これらの曲ではオーケストラのトランペット奏者が演奏するのが一般的である。マーラーの交響曲第3番のバンダが特に有名である。この楽器は現代では珍しくなったため、トランペットやフリューゲルホルンで代用されることもある。 コルネットは郵便ラッパにバルブが追加され発展したものである。 == 関連項目 == *ホルン *セレナーデ第9番 (モーツァルト) *交響曲第3番 (マーラー) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「郵便ラッパ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Post horn 」があります。 スポンサード リンク
|