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ポダンギス・ダクティロケラス : ウィキペディア日本語版 | ポダンギス・ダクティロケラス
ポダンギス・ダクティロセロス(''Podangis dactyloceras'' (Rchb. f.) Schltr.) は、ラン科植物の1種。葉は左右から扁平な単面葉で、花は距が長くて丸っこい。本種のみでポダンギス属をなす。 == 特徴 == 茎の先端が伸び続ける単茎性のランであり、茎は短く詰まる〔記載は主として園芸植物大事典 2(1994)p.2959-2560〕。葉は左右から扁平で細長くて先が尖り、長さ4-8cm、鎌形で4-10枚を扇状に広げる。葉の基部には短い葉鞘がある。 花期は春から夏。花茎は長さ5cm前後と葉より短く、その先端に10個前後の花を密につける。花茎は1つの茎から1-3本生じる。花は白の半透明で、半ばまで開いて内側の葯帽の緑が透けて見える。萼片、側花弁は短く、いずれも長楕円形で花弁の方が幅が狭い。唇弁は丸く、下部は管状で長い距に続く。距は先端が丸く膨らんで2個の突起があるという変わった特徴を持つ。花粉塊は2個が別の枝に着く〔唐澤監修(1996),p,554〕。 属の学名の由来はギリシア語のpodos(足)と angos(管)に由来し、距の形が足を思わせることによるとされる。
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