|
ポポロクロイス物語の登場人物(ポポロクロイスものがたりのとうじょうじんぶつ)は田森庸介の漫画『ポポロクロイス物語』シリーズの登場人物について記述する(声優に変遷がある場合、その旨を略号で示す。略号の見方は、「無」(無は無印から)=ゲーム『ポポロクロイス物語』、「ロ」=ゲーム『ポポローグ』、「II」=ゲーム『ポポロクロイス物語II』およびゲーム『ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険』、「は」=ゲーム『ポポロクロイス はじまりの冒険』、「月」=ゲーム『ポポロクロイス 月の掟の冒険』、「牧」=ゲーム『ポポロクロイス牧場物語』、「98」=アニメ『ポポロクロイス物語』、「03」=アニメ『ポポロクロイス』)。 == メインキャラクター == === ピエトロ王子世代 === ; ピエトロ・パカプカ : 声:高山みなみ(無・ロ)→折笠愛(II・98・牧)、坂本真綾(牧)→大塚明夫(03・は・月) : AP485年生まれ。ポポロクロイス王国の王子。 : 正義感が強く、好奇心旺盛。のんびりした性格で、だまされやすい(明らかに本人と顔または声が違う変装でごまかされるなど)。間違っていると思ったら、危険をかえりみずそれを正そうとする。勉強よりも体を動かす方が大好きで、いつも勉強をサボっては城を抜け出す問題児でもある。趣味は旅先でのお土産集め。泣き虫で落ち込みやすい所もあったが、物語を通じてさまざまな試練を乗り越え、人間的に強く成長していく。 :人間族であるパウロと竜族であるサニアを両親に持つハーフで、竜に変身することもできる。冒険の途中で出会ったナルシアに次第に好意を寄せるようになり、17代国王に即位した後に結婚する。国王になってもお土産を集める癖は残っており、冒険を始めたピノンがコレクションを増やしてくれることを期待している。 : ナルシアの正体についてはギルダから知らされたが想いは変わることは無く、IIのエンディングにてプロポーズした。 : レムリア大陸を封じた時に大神ユリウスと邂逅し、願いを言われ、願いを言った。願った内容については不明だが、ナルシアやサニアが復活している。 ; ナルシア : 声:三石琴乃(無)→白鳥由里(II・98・牧)、川澄綾子(牧)→川村万梨阿(03・は・月) : AP484年生まれ。二股のとんがり帽子がトレードマークの、フローネルの森に住む「森の魔女」。ギルダ曰く、「ナルシア」とは「碧い湖の妖精」という意味があるという。 : ただし、魔法は修行中の身のため、失敗して姉のギルダにいつも怒られている。とても気持ちの優しい少女だが、少し引込み思案で積極的になれない。ピエトロの1つ年上でお姉さん的な役回りをし、ピエトロの冒険を支え続ける。冒険を通してピエトロのことが好きになっていくが、なかなかそのことを切り出せず、やきもきした日々を送る。IIでは、とんがり帽子に隠された出生の秘密が明かされる。なお、父親に関する未発表のエピソードがあるとのことである(原作者談)。 : 「ポポローグ」では夢幻世界の影響で魔力が低下したという理由で仲間にすることができない。 : はじまりの冒険以後は、ポポロクロイス王国の王妃として、またピノンの優しい母親として登場する。なお、王妃になってからはとんがり帽子を脱いでいるが、問題の部分はうまく隠している。 : IIではレムリア大陸を封じた時に海水に触れ、月の掟により泡になるが大神ユリウスにより復活した ; 白騎士(しろきし) : 声:池田秀一(無)→江原正士(II・98・牧) : AP463年生まれ。白い鎧に身を包んだ謎の騎士。本人も「拙者は白騎士」などと名乗る為、本名は不明。伝説の騎士・キングナイトの使っていた剣を探し求め、世界中を旅して回っている。 : 正義をこよなく愛し、騎士道精神に溢れ、悪と曲がったことが大嫌いである。基本的に他者への敬称は「~殿」とつけ、ござる口調で話す。怪力の持ち主で、その怪力が冒険の役に立つこともしばしば。ただし、塩水をかけられると鎧が錆びてしまい、ひどい時には全く動けなくなってしまうという弱点がある。また、普段の勇敢さとは裏腹に高所恐怖症やオバケが苦手といった意外な一面も持つ。臆病者呼ばわりされると怒るが、苦手なものに関しては苦手であるとあっさり白状する(特に高所恐怖症に関しては泣き出すことも)。勇敢さなどが災いして、単身敵地へ戦いに赴くも捕らわれたりアクシデントに見舞われることが度々あり、その度にピエトロに助けられている。 : 風呂に入っているときもなぜか鎧を脱がない(原作者の田森によれば、鎧が呪われていて脱げないとのことである)。なお、原作者によると月が出ている間は鎧を脱ぐことができるらしい。 :ピエトロの兄貴分で、よき理解者。ゲームには登場しないが、原作の漫画やアニメなどでは流星号という愛馬も登場する。IIで共に戦ったレオナとの間にマルコをもうける(16歳差の年の差カップルである)。 ; ガミガミ魔王(ガミガミまおう) : 声:大塚明夫(無)→古田新太(98)→大塚明夫(II・03・月・牧) : AP455年生まれ。発明とお宝が大好きで、男のロマンを追い求め世界征服を夢見る、自称悪の魔王。 : ただ、人情に厚くて今一つ悪役になりきれず、結局はピエトロやピノンの冒険を手伝ってしまう。「ガミガミ魔王城」なる城を構え、「ガミガミシティ」と名付けた城下町には自分の造ったロボットを住まわせている。かなりの自信家で楽天家。また、たった1人でたくさんのロボットを造り、何度壊されてもその度に自分の城や城下町を造るなど、相当の努力家である。パウロから知恵の王冠を盗み出した張本人だったため、ある意味ピエトロが旅立つきっかけを作った人物と言える(知恵の王冠をめぐる話は、PSP版『ピエトロ王子の冒険』ではカットされている)。『I』『ポポローグ』『ピエトロ王子の冒険』の闇の獅子王編では鎧が青色だったが『II』以降では赤色に変更になった。 : 脱出する時に失敗し火だるまになった時にナルシアに助けてもらって以来(実際に助けたのは白騎士だが、助けるように白騎士に言ったのはナルシア)、ナルシアに惚れている。パウロと同い年で、『ポポローグ』ではパウロがまだ少年の頃にガミガミもいたと思われる場面が登場する。ピエトロのことを「バカ王子」と呼び、何かにつけて敵対視したがる。ピノンはそのピエトロの息子のため、微妙な感情を持っているが、ナルシアの息子でもあるということで手を貸してくれ、段々と可愛がるように。 : アニメ版『ポポロクロイス』では両親を亡くしたコゴト・プンプン兄妹を養子に迎え、良き父親として男手一つで子育てをしており、性格も大分丸くなっている様子。ナルシアへのラブレターを頻繁にロボに届けさせている模様。口癖は「百億年早ーい!」「俺様がいれば百億人力だ!」など(両方ともゲーム中では百億は数字になっている)。 : 敵として戦う時は決まって巨大なロボットに乗って現れる。戦闘に負けると「男のロマン」として城を爆破させる自爆スイッチを押してしまい、主人公たちは近くの四畳半に備え付けられたダストシュートから脱出するはめになる。一方、当のガミガミ本人は脱出ポットで魔王城から脱出を図るが、毎回脱出に失敗し、不時着したところを主人公たちに助けられてしまう。これらはシリーズを通して一種のパターンとなっている。 : 場を和ませるギャグ的な役回りの多いキャラクターだが、男気があり憎めない人物像に人気が高い。また、唯一両世代で仲間になるキャラクターである。 ; カイ : 声:三石琴乃(無)→白鳥由里(98・II) : ナルシアの友人として登場する、変身能力を持った謎の少女。ナルシアとは逆の活発で男勝りな性格をしていて、白騎士やガミガミ魔王を「おじさん」呼ばわりする。「黄金の鍵」の変身能力を使った格闘術を得意とする。ピエトロの冒険をサポートするため、ナルシアの代わりにやってくる。 : その正体は、海水に触れることのできないナルシアが黄金の鍵で人間に変身した姿。初めてカイに変身した当時は、正体を見破られてはならないという掟のためピエトロにも正体を隠していたが、やがてそれを克服し、以降は堂々と人前で変身するようになる。しかしそれでも人前で変身するのは恥ずかしいらしい。この姿になったときはあくまでも「カイ」と呼ばれている。ナルシアがカイの姿に変身したのは何か理由があるようだが、それは明らかにされていない。 : カイの性格は、物静かで大人しく、思ったことをなかなか口にできないナルシアが無意識のうちに抱いていた憧れが投影されたものだとされている。 ; レオナ : 声:根谷美智子(II・03・は・月) : AP479年生まれ。妖精の森の近く、雪深い北の山に父親と2人で住む女性で、弓矢の達人。母親はレオナを産んですぐに亡くなった。自然とともに生きる生活をしており、動物と話ができる特別な能力を持っている。ゲーム中においても実際にレオナを連れて動物に話しかけると翻訳してくれる。 : ズールやガープと対峙した際に黒豹(日本語版のゲーム中では「黒ライオン」と表現されている)に姿を変えられ、ズールサーカス団の出し物にされていたがコトリコ島で監禁されている所をピエトロに救出された。それ以降ピエトロたちと行動を共にするようになり、冒険を強力にサポートしてくれる。元々男勝りな性格だが、酔うと更にけんかっ早くなる。『II』で出会った白騎士を異性として意識するようになり、のちに2人の間にマルコが誕生する。 : 『はじまりの冒険』以降ではフローネルの森に住処を変え、厳しくも優しい、マルコの良き母親として登場する。度々ポポロクロイス城を訪れていたようで、ピノンとは面識があった。 ; ジルバ : 声:かないみか(II) : AP486年生まれ。ポポロクロイス王国と友好関係にあるロマーナ王国の王女。舞踊を応用した格闘術や回復術の使い手で攻撃力と素早さが非常に高いが、防御力が低いため、敵に先制されると何もできずに倒されることも多い。 : 父親に溺愛されて育ったためか精神的に幼く、非常にわがままな性格をしている。思い込みが強く攻撃的になることも多いが、仲間に対しては優しい一面も見せる。自分の母親に対してだけは、世界で唯一逆らうことができない。ガミガミ魔王にさらわれた時にピエトロに助けられて一目ぼれしてしまい、それ以降はナルシアを一方的にライバル視し、積極的にアプローチをかけてくる。自分をさらったガミガミ魔王とは犬猿の仲。ひとつのことが気になると他のことが見えなくなり、常軌を逸した発言も。お風呂が大好きなようである。 ; 鬼面童子(きめんどうじ) : 声:若本規夫(II) : AP466年生まれ。全身を鎧で包み、素顔を見せない日の国出身の武士。日本刀を武器に強力な技を繰り出す頼もしい存在だが、犬が苦手という意外な一面を持つ。守り神である水龍が死んだことで天変地異に襲われてしまった日の国を救うため、代わりとなる龍を探す旅をしている途中でピエトロたちと出会い、少しの間旅を共にする。後に日の国に戻るが、代わりの龍を見つけられなかったことで殿の怒りを買い、牢に入れられてしまう。その後日の国を訪れたピエトロによって解放され、再び旅に同行してくれるようになる。 : 日の国を襲った天変地異により妻子を失ってしまった過去を持つ。同じ不幸を二度と起こさないという決意を鬼面に秘めている。 : 実は妻子は生きており、エンディングにて再会する ; ガボ :声:高木渉(II) : 竜の巣の卵から生まれた、大地の竜ウルスラの子供。生まれて初めて見た者が白騎士だったため、白騎士を親だと思い慕っている。一見すると眉毛の立派なただの子竜だが、その正体は、かつてバルバランを封印する際に戦った古の勇者たちのリーダーが転生したもの。ゲーム後半では、古の勇者達との戦いに勝つことで強力な特技を使えるようになる。 : 白騎士を親と思ってはいるが本当の親は大地の竜であることを理解しているもよう ; ニノ : 声:関智一(牧) : ルーの兄。気が強く、口も悪いが何かとピエトロのことを気にかけてくれる。武器は拳。 ; ルー : 声:保志総一朗(牧) : ニノの弟。大人しい性格で身体も弱いが、野菜作りが大好きで、得意料理はカブのスープ。武器はスリング。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポポロクロイス物語の登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|