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ポリイソブチレン : ウィキペディア日本語版
ポリイソブチレン
ポリイソブチレン (Polyisobutylene) は合成樹脂の一種である。イソブテンの重合による長鎖状炭化水素によって構成された分子である。通常の条件下では極めて安定な物質であり、透明で不純物を含まない、無毒な高稠性を有する半固体状のポリマーである。
組成が類似した材料に、イソブテンとイソプレンの重合物であるブチルゴム(Butyl rubber)がある。
== 主な用途 ==

* 粘着性が高いため、接着剤の成分として使用される。
* 結合剤として樹脂などに添加すると樹脂製品がひび割れたりするのを防ぐ働きをする。
* 潤滑油に添加されると油の粘性を増して油が劣化するのを抑制する働きをする。
* 燃料添加物として、ポリイソブチレンには洗剤特性がある。ディーゼル燃料(軽油)に添加すると燃料噴射器が汚れにくくなる。
* チューインガムの材料に利用されることもある。
* 他の合成ゴムに比べてガス透過性が低く、シーリング材などで気体を封入する用途に適する。
* 絶縁性が高く、電力用途に使用される。
* 衝撃吸収力にすぐれる為、防振材に用いられる。
* 水により膨張する性質があるため建築・土木分野でコンクリート打継ぎ部の止水板として使用される。
*金属を腐食させる塩酸等の強酸を貯留するタンク類のライニングとして、最も一般的に使われる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ポリイソブチレン」の詳細全文を読む



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