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「ポーの村」(ポーのむら)は、1972年2月から1976年5月にかけて主に『別冊少女コミック』(小学館)に連載された漫画『ポーの一族』(萩尾望都)に登場する架空の村の名称、および『別冊少女コミック』1972年7月号に掲載された短編作品である。 == 解説 == 本作は『ポーの一族』シリーズの第2作にあたり、同シリーズの長編化を決定付けた作品でもある〔『CREA』1992年9月号「特集THE少女マンガ!! 夢の永久保存版」のインタビューに、長編連載をやるには早すぎると編集から「待った」がかかったため、「すきとおった銀の髪」などの短編を小出しに描き、そんなにやりたいのならとようやく編集から了解が出たことが語られている。〕〔『週刊少女コミック』1976年3月28日号の『ポーの一族』とじ込みポスター裏面「萩尾望都の素顔初公開!!」に、「ポーの村」について「シリーズを続けるきっかけに!」と記されている。〕。前作「すきとおった銀の髪」では分からなかったエドガーとメリーベルの正体が、この作品で初めてバンパネラ(吸血鬼)であることが明らかになる。また、「ポーの一族」という名称も本作で初めて登場する。 == あらすじ == 1865年、グレンスミス・ロングバード男爵は、友人のラトランド伯からサン・ダウン城に招かれ狩りをしていた最中に村に迷い込み、シカと間違って少女を撃ってしまう。そして、その少女メリーベルの兄エドガーに「メリーベルが死んだらあなたを殺す」と脅され、村の館に滞留を余儀なくされる。 翌朝、幸いメリーベルは命を取り留めたばかりか、弾丸の傷がほとんど治りかけていたことにグレンスミスは驚く。しかし、嵐のため館でもう一夜を過ごしたところ、血の足りないメリーベルのためにエドガーに血を吸われてしまい、グレンスミスは村人たちが吸血鬼「バンパネラ」であることを知る。 その翌朝、グレンスミスは城に帰り着くが、誰に聞いても村のことは知らず、城の周辺を探し回ったが村を見つけることができなかった。グレンスミスのその首筋には、血を吸われた薄い痣(あざ)が残っていたが、それもしばらくして消えてしまい、また誰に話しても信じてもらえないであろうことから、その夢のようなできごとを日記に書き残す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポーの村」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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