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ポートアドレス変換[ぽーとあどれすへんかん] ポートアドレス変換(ポートアドレスへんかん)はPAT(パット、Port Address Translation の略語)とも呼ばれる、プライベートネットワーク上のホストとパブリックネットワーク上のホストの間で構成されるTCPまたはUDP通信を、ネットワーク機器が変換する機能である。ポートアドレス変換により、ただ一つのグローバルIPアドレスがプライベートネットワーク、大抵はLAN上の多数のホストによって使用されることを可能にする。 PAT機器は、IPパケットが機器を通過する際に透過的にIPパケットを修正する。この操作により、プライベートネットワーク上の多数のホストからパブリックネットワークに送られるすべてのパケットが、パブリックネットワーク上のホスト、つまりPAT機器から生じたかのように見える。 == NATとPATの区別 == PATはベンダーごとに異なる名前で呼ばれている。Hide-Mode NAT(チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ)、PAT(シスコシステムズ)、 NAPT(RFC 3022)、SNAT/MASQUERADE(Linux iptables)、Internet Connection Sharing(マイクロソフト)などがその例である。ネットワークアドレス変換(NAT)の主要目的はインターネット上のIPアドレスの枯渇問題を対処することであるので、NATはPATアプリケーションを表す総括的な用語である。
NATを提供する一部の機器、例えばブロードバンドルータなどは、実質的にはPATを提供している。従って、NATとPATの間には不明瞭な部分がかなりある。PAT機器を含めたNATの一般的な用途からすると、PATはNATとはまったく異なった技術よりは、むしろNATの一種であると考えるのが正しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポートアドレス変換」の詳細全文を読む
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