|
マイクロシリンジ(micro syringe)とは、化学分析などに用いられる、試料を分析機器に注入するための器具である。注射器に類似した形状をしており、試料溶液、試料ガスなどを吸い上げ、一定量を機器に注入するのに用いられる。 == 構造 == 本体は注射器に類似した形状をしており、針が取り付けられたシリンジ部とプランジャーから構成されている。プランジャーを引くことでシリンジ内に試料溶液や試料ガスが吸い上げられ、押すことで排出される。 ほとんどの場合、シリンジ部には目盛りがつけられており、一定量を計量できるようになっている。 容量は様々であるが、数μL単位から、数百μLのものまで幅広い。 高速液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーに試料を注入するのに使用されることが多い。 一定量を採取する前提の場合や、プランジャー自体が細くデリケートな低容量のマイクロシリンジにはプランジャーの抜け落ちやプランジャーの押し込み操作の失敗による曲がりなどを防止するためのガイドを取り付けて使用することも多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイクロシリンジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|