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マイクロソフトの歴史 : ウィキペディア日本語版
マイクロソフトの歴史[まいくろそふとのれきし]

マイクロソフトは、多国籍のコンピュータ技術会社である。マイクロソフトの歴史は、1975年4月4日アルバカーキビル・ゲイツポール・アレンによって設立されたときに始まる。現在の最主力商品はMicrosoft Windowsオペレーティングシステムおよび生産性向上ソフトウェアMicrosoft Officeシリーズである。現在ではマイクロソフトは、年商442億8000万米ドル、102の国において従業員7万6000人を抱え、全体的に成功しており、コンピュータ・デバイスのための各種ソフトウェア製品を広範囲に開発、製造、ライセンス販売を行っている。
== 1975年-1978年:マイクロソフトの設立 ==
ポピュラー・エレクトロニクス1975年1月1日号に掲載されたAltair 8800の紹介記事を読んだビル・ゲイツは、その新しいマイクロコンピュータの製造者であるMITSに電話をし、Altair向けBASIC言語インタプリタの実装のデモンストレーションをしたいと提案した。ゲイツの手元にはインタプリタもAltairシステムもなかったが、ゲイツはハーバード大学のコンピュータセンターに設置されていたPDP-10を用いたエミュレーションにより、ポール・アレンと共にインタプリタを開発した。実際には、アレンがAltairに搭載されているCPUであるIntel 8080のマニュアルを元にAltairのエミュレータを開発し、ゲイツがその上で動くBASICインタプリタを書く形で開発が進められた〔NHKスペシャル新・電子立国』第1巻「ソフトウェア帝国の誕生」(相田洋著、日本放送出版協会1996年)pp.120 - 123〕。BASICインタプリタの開発には約3ヶ月を要した〔『新・電子立国』第1巻・pp.128 - 129〕。
アレンは開発したBASICインタプリタを、ニューメキシコ州アルバカーキにあるMITSに持ち込みデモンストレーションを行った。初回のデモではインタプリタは一瞬動作した後に停止してしまったが、アレンは現地でプログラムの修正を進め、3日後には(バグはあったものの)一応一通りの動作を行えるまでに改善した〔『新・電子立国』第1巻・pp.133 - 135〕。そこでMITSはAltair BASICとして配布することを承認した。
ゲイツはハーバード大学を去り〔ただしこの時点では学籍は残している。正式に退学したのは2年後の1977年。〕、またアレンも当時勤めていたハネウェルを退社し、共にMITSのあるアルバカーキに移りマイクロソフトを設立した。マイクロソフト(マイクロコンピュータソフトウェアとのかばん語・小さなやさしさのジョーク)という名称は、1975年11月29日にゲイツからアレンに送られた手紙において初めて使用された。1976年11月26日、この名称は登録商標となった。マイクロソフトはMITS以外の会社からも依頼を受け、様々なマイコン向けにBASICインタプリタを開発・供給するようになったため、マイクロソフトのBASICを独占したいと考えていたMITSとは次第に疎遠になり、結局1977年4月にMITSとマイクロソフトの契約は打ち切られた〔『新・電子立国』第1巻・p.167〕。
マイクロソフトの最初の国際オフィスは1978年11月1日に日本に「アスキーマイクロソフト」の名称で設立された。これに先立つ1978年6月に、アスキーの創業者である西和彦がアルバカーキのゲイツのもとを訪れており、西と意気投合したゲイツは西をマイクロソフト本社の副社長として迎えた。西は結局1986年までマイクロソフトの副社長を務め、日本におけるマイクロソフトBASICの普及を担っただけでなく、MSXなどの規格を主導していくことになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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