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マイク型原子力潜水艦(NATOコードネーム表記:Mike Class Nuclear Submarine)または、685号計画「Plavnik」型原子力潜水艦()は、ソビエト海軍の原子力潜水艦。2隻が計画され、後にコムソモレツと命名されたK-278のみが建造された。 == 概要 == K-162(パパ型原子力潜水艦)と同様に、実験的な性格を持った艦である。開発の端緒となったのは1966年8月、当時のソ連海軍総司令部による指令で、その目的は、従来の潜水艦の潜航深度を大幅に上回る実験潜水艦の技術研究であった。 さらに、この685号計画においては、単なる実験艦ではなく、実戦運用に堪える潜水艦であることが要求された。すなわち、全面核戦争が起こった際の海中司令部としての役割である。陸上の艦隊司令部が核攻撃で破壊されても、司令部要員は、本艦に乗り込んで引き続き艦隊を指揮する事が求められたのである。これらの要求に応えるため、船殻にはチタン合金が採用され、さらに、極限まで外殻開口部を少なくする工夫が施された。また、大深度での緊急事態に備えた緊急脱出システムとして、全乗員を収容しての浮上・脱出が可能な脱出室がセイルに組み込まれた。 この計画から得られた技術的知見は後の原潜にも生かされ、船体設計と原子炉はシエラ型に受け継がれ、のちにアクラ型に発展した。この他、研究段階での加圧水槽実験のデータも生かされているという。 なお、有事の際の海中司令部という性格上、北方艦隊用の本艦の他、太平洋艦隊向けの2番艦の建造計画があったが、予算上の問題から起工されること無く終わっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイク型原子力潜水艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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