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マイケル・コルレオーネ(英:Michael Corleone)は、『ゴッドファーザー』シリーズに登場する架空の人物。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が企画した「AFIアメリカ映画100年シリーズ」では、『アメリカ映画の悪役ベスト50』で11位、『アメリカ映画の名セリフベスト100』で彼のセリフ「''Keep your friends close, but your enemies closer.''」(「敵の懐に入れ」)は58位にランク入りしている。 == 概要 == 『ゴッドファーザー』シリーズにおけるヴィトー・コルレオーネと並ぶ主人公。ヴィトーの三男として生まれ、1950年前後の一連の出来事を通して、ファミリーを引き継ぎ、2代目ドンとなる。 第二次世界大戦、太平洋戦争を海兵隊員として過ごし、その活躍で英雄と呼ばれる。当時は高い知性を持ち、理想家肌で、人から自然と尊敬される青年であり、ヴィトーもマイケルを後継者にするつもりはなく、やがて知事や上院議員となって、ファミリーの表看板をつとめてくれればと希望していた。しかし、ヴィトー暗殺未遂事件、長兄ソニー暗殺を経て父の後継者となる。 ファミリーを引き継いでからは、奸智に長け、冷徹な命令を平然と下し、邪魔者を徹底して排除する性格へと変貌していく。これによって裏世界でも多くの成功を勝ち取り、父・ヴィトーをも越える勢力となるも、父とは対照的に、家族を守るための行動が家族を崩壊させる結果を招く悲劇に襲われる。 小説版においてはヴィトーの方が主人公という印象が強いが、映画においては、1945年以降を主軸に話が進むため、マイケルの方が主人公という印象が強い。 ちなみに映像化する際、役者と監督の知名度の無さから興行的失敗を危惧した配給会社は、当時人気絶頂のロバート・レッドフォードをマイケル役にとフランシス・フォード・コッポラに勧めた。しかし、原作のイメージを尊重したコッポラは、典型的なアングロ・サクソン系のレッドフォードではなく、シチリアにルーツを持つアル・パチーノこそマイケルにはふさわしい、と譲らなかったという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイケル・コルレオーネ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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