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マイクル・スワンウィック(、1950年11月18日 - )は、アメリカのSF作家。ペンシルベニア州フィラデルフィアで、1980年代初めごろから執筆している。 == 経歴 == 1985年の長編小説 ''In the Drift'' はスリーマイル島原子力発電所事故を題材にしたものであった。1987年の ''Vacuum Flowers'' は地球の住民が人工的な集合精神となっている世界で、太陽系を舞台にした冒険小説となっている。1991年の『大潮の道』は極冠の氷が解けて陸地が水没しようとしている世界で、魔術師を追跡する官僚の話である。1993年の ''The Iron Dragon's Daughter'' は、アルマーニのスーツを着たエルフ達とジェット戦闘機代わりのドラゴンが登場するファンタジーである。1997年の ''Jack Faust'' はファウストを現代の科学技術を加えて焼きなおしたもの。2002年の ''Bones of the Earth'' は恐竜の登場するタイムトラベルもの。2008年の ''The Dragons of Babel'' は ''The Iron Dragon's Daughter'' とよく似た世界を舞台にしたファンタジーである。 短編小説も数多く執筆しており、欧米では複数の短編集が出版されてきた。また、短編を他の作家と合作することもあり、ガードナー・ドゾワとの合作("Ancestral Voices"、"City of God"、"Snow Job")やウィリアム・ギブスンとの合作(「ドッグファイト」)がある。 『大潮の道』は1991年のネビュラ賞長編小説部門を受賞している。また、短編でもいくつか受賞している。1989年、「世界の縁にて」でシオドア・スタージョン記念賞を受賞、1996年、"Radio Waves" で世界幻想文学大賞を受賞、「死者の声」(1999年)、「ティラノザウルスのスケルツォ」(2000年)、「犬はワンワンと言った」(2002年)、「スロー・ライフ」(2003年)、「時の軍勢」(2004年)でヒューゴー賞を受賞している。 スワンウィックはSFやファンタジーについてのエッセイもよく書いている。SFエッセイの大作として1986年の「ポストモダン利用案内」、ファンタジーエッセイとしては1994年の "In the Tradition..." がある。この2つを合わせた ''The Postmodern Archipelago'' が1997年に出版された。ガードナー・ドゾワとのインタビューを書籍化した ''Being Gardner Dozois'' は2001年に出版された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイクル・スワンウィック」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Michael Swanwick 」があります。 スポンサード リンク
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