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マイティ・ソー(The Mighty Thor)は、アメリカ合衆国の出版社マーベル・コミックが刊行する複数のアメコミに登場するスーパーヒーローである。 北欧神話での同名の神トール(Thor)をベースとしており、アメリカン・コミックスシルバー・エイジのタイトル『''Journey into Mystery''』誌 #83 で初登場した。 ソーはトールの英語読みである。 == キャラクター経歴 == ソーは、アスガードの神々の王オーディンとミッドガルド(人間界)の女神ジョオド(ヨルズ)の間に生まれた。オーディンに引き取られ、世継ぎになるべく育てられた彼はアスガード最強の戦士と呼ばれるまでに成長した。しかし、その強大さゆえに傲慢なまでに増長していたソーは事あるごとに横柄な態度をとるようになってしまった。それを見かねたオーディンは、自分の息子が謙遜を覚える必要があると悟り、ソーの記憶を消し、右足に障害のある人間ドナルド・ブレイクへと転生させた〔Revealed in flashback in ''Thor'' Annual #11 (1983年1月)〕。医者となったブレイクは、子供の頃から何故か北欧神話に心引かれ魅了されてきた。そして、休暇を使用したノルウェー旅行を楽しむブレイクは、その旅先で地球へ侵攻してきた土星人の先遣隊に遭遇する〔正確には土星を拠点としていた異星人だった。40年以上後にハルク関連のストーリーにこの時の生き残りのコーグというキャラクターが登場〕。洞窟に逃げ込んだブレイクであったが、入り口を塞がれ閉じ込められてしまう。そこに転がっていた杖ほどの長さの木切れを使って脱出を試みたが、非力なブレイクの力ではどうしようもなく途方に暮れる。そして、苛立って自暴自棄になり木切れを投げ捨てたその瞬間、奇跡が起こる。木切れは魔法のハンマー「ムジョルニア」(英読みでのミョルニル)に変貌し、それと共にかつての姿と記憶を取り戻してソーとなったブレイクは、その力を使って土星人達を一蹴する〔''Journey Into Mystery'' #83 (1962年8月)〕。 その後帰国したブレイクは、看護婦のジェーン・フォスターと共に医師として病気の人々を救いつつ、ムジョルニアを使ってソーとなり侵略者から人々を守る二重生活を送ることとなった。地球のソーの存在はすぐに、彼の義弟で宿敵のロキに知られ〔''Journey Into Mystery'' #85 (1962年10月)〕、彼はソーを倒すために幾度となく現実世界を訪れる〔''Journey Into Mystery'' #88 (1963年1月); #91-92 (1963年4月 - 5月)〕。またロキはアブソービングマン〔''Journey Into Mystery'' #114 (1965年3月)〕、レッカー〔''Thor'' #148 (1968年1月)〕、デストロイヤー〔''Journey Into Mystery'' #118 (1965年7月)〕を送り込んだ。さらにロキはハルクをけしかけてソーを倒すことを謀り、これがアベンジャーズ結成の理由となる〔''Avengers'' #1 (1963年9月)〕。 初期のソーの敵には他に、レッド・アーミー〔''Journey Into Mystery'' #84 (1962年9月); #87 (1962年12月 〕、Zarrko〔''Journey Into Mystery'' #86 (1962年11月)〕、ラジオアクティブマン〔''Journey Into Mystery'' #93 (1963年6月)〕、ラヴァマン〔''Journey Into Mystery'' #97 (1963年10月)〕、コブラ〔''Journey Into Mystery'' #98 (1963年11月)〕、ミスター・ハイド〔''Journey Into Mystery'' #99 (1963年12月)〕、エンチャントレスとエクスキューショナー〔''Journey Into Mystery'' #103 (1964年4月)〕、グレイ・ガーゴイル〔''Journey Into Mystery'' #107 (1964年8月)〕などがある。 ソーはジェーン・フォスターと恋に落ち、父親に背いて、アスガードへの帰還を拒否する〔''Journey Into Mystery'' #101 (1964年2月); #113 (1965年2月); #145 (1967年10月)〕。また、ソーが生まれながらにして地球に親近感を持っている理由は、実は彼が大地の女神の息子であるからだということが明らかにされる〔''Thor'' #300 (1980年10月)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイティ・ソー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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