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マイト・ガイ : ウィキペディア日本語版
マイト・ガイ

マイト・ガイは、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物。アニメでの声優江原正士、少年時代は牧口真幸〔劇場版『疾風伝 ザ・ロストタワー』以降。〕。
== 概要 ==
木ノ葉隠れの里の忍であり、うずまきナルト世代の一期上となるロック・リー日向ネジテンテン属するガイ班(第三班)を率いる担当上忍。同里のはたけカカシとは同期で、彼を自身にとっての“永遠のライバル”として強く意識し、その関係を喧伝している。ゲジマユならぬ「ゲキマユ」と呼ばれる太い眉毛〔ナルトからはその濃ゆい眉毛とリーの師匠という点から「ゲキマユ先生」と呼ばれている。〕に艶やかな黒髪のおかっぱ頭を靡かせ、忍服として自家製の緑色のボディスーツを纏い、両脚には脚絆を装着するその独特ともいえる容姿は、他の忍には概ね不評ながらも、本人にとっては機能性を追及した究極の一着であると自認(宣伝)し愛用して憚らない〔はじめはナルトに与える程度だったが、アニメ版(疾風伝第84話)ではサイに着用を勧めるほどになっている。〕。眉毛に関しては、八門をすべて開くと炎のような形に変わっていた。木ノ葉の額当ては頭部ではなく腰に巻き付けている。
「熱血」を体現する性格の持ち主で、「青春」を主張し戦闘スタイルや生き様そのものに色濃く影響を与えており、その熱血ぶりはマイト・ガイという忍を象徴する要素そのものとなっている。「木ノ葉の気高き碧い猛獣」を自称し、敵と相まみえる際には挨拶代わりにその口上を述べている。情に厚く涙もろい、血気盛んで無茶を厭わない性格ゆえ、その場のノリで事を運ぶ事も往々にしてあるが、上忍の名に恥じない冷静な状況判断や対応力を併せ持ち、「木ノ葉崩し」にて大蛇丸の部下・音の四人衆が生み出した結界の存在を即座に察知し、里に侵入した暁のうちはイタチ干柿鬼鮫が、カカシ・猿飛アスマ夕日紅を窮地に陥れた時には瞬時に参上し圧倒的な俊速と剛力で鬼鮫に一撃を見舞い、三人が手を焼いていたイタチの写輪眼にも自己流の対抗策を講じ劣勢にあった戦局を立て直してみせた。忍としての実力とは裏腹に、普段の性格が生み出す独特のペースには、テンテンをはじめとする周りの者はサジを投げる有様で、彼女からはよくツッコミを入れられている。また、本人曰く人の顔を覚える事が苦手とのことで、一戦交えた相手に対しての記憶力が薄く、三度顔を合わせた鬼鮫の顔と名前を最後まで思い出せないという反応をみせている。正体が割れる前のうちはオビトには、少年時代の中忍試験における因縁もあって、素性を問うガイに対し「顔を覚えないお前にそれを教える意味があるのか?」と皮肉られていた。また、船酔いし易い体質であり、ナルトの護衛任務における洋上生活の大半は床に伏していた。
エリート忍者として名を轟かせる同期の仲間であるカカシのことを常に意識し、時間を見付けてはライバル勝負を挑んでいる。対戦成績は第一部の時点で51勝50敗だが、第二部以降の設定として現時点ではカカシが勝ち越している模様。闘志溢れるガイとは対照的にカカシがやる気を見せない上、じゃんけんや大食いなど忍者としての技量に関係ない適当な物も含む為、真剣勝負とは言い難いが、カカシに比肩し得る実力を持っていることは明白である。実力如何を度外視した評価では、ビジュアル面においてテンテンから「ガイ先生の完敗」と手厳しく評された。忍として凌ぎを削る間柄ではあるが、カカシの病状が思わしくない時には手を貸し、危機が迫る場合には必ず駆け付けたりと、今ではライバル以上の関係を築き上げるまでになり、当初は快く思っていなかったカカシの素気ない態度は歳月を経て穏やかになっていった。
今でこそ高い実力を有する忍であるが、当初は忍術を使う事ができない、忍者はおろかアカデミー忍者学校の入学すらままならない曰く付きの忍であった。実父であるマイト・ダイもまた同様に忍幻術の適性に恵まれない忍であったが、努力を怠らない父の常に前向き且つ情熱的な生き様を見て自信を得るようになり、父譲りの努力によって実力の乏しさを克服する。その点で、同様の境遇を辿るリーに対しては計り知れぬ思いを抱き、彼の人生を導いていくことになる。その意志は、自分自身の忍道も左右する程のものとなり、リーを立派な忍者に育て上げる事を終生の目標と定めるまでに至り、愛弟子の成長に更なる影響を与えているが、その忍道が後に自身の生涯にも大きな影響を及ぼす一因となる。我愛羅との一戦で重傷を負ったリーが、帰郷した綱手に忍生命の有無に留まらない生命の危機を孕んだ宣告を受けた際には「おまえが死んだらオレも死ぬ」という覚悟を示し、手術を決意させ、後悔のない選択をさせている。前述の通り、彼に対する愛情には並々ならぬものがあるが、担当上忍の立場として他の二人にも影響を与え、ガイの教育により班結成時に見られたネジの冷淡な性格は柔和になり、天才に敵う事は無いと常々発していたテンテンはリーの努力を見守るようになった。元々ガイ似であった太い眉毛を除き、服装や髪型、思想まで感化される程にリーはガイに心酔しているが、ネジとテンテンは2人の過剰すぎる程のテンションと情熱ぶりにはさすがについていけないようで、リーほどに影響を受けるまでには至っていない。
修行の一環で提唱している「自分ルール」は、精神面に働きかける至極前向きな修行法として幼少期にダイから伝授された。大抵はカカシとのライバル勝負で取り入れ、敗戦時に課す罰といった勝負事に用いている〔カカシとのジャンケン勝負に敗れた際は、自分ルールとして宣言した「里を逆立ち歩きにて500周」という罰を実行した。〕。自分を敢えて過酷な状況に追い込む事で己を鍛え、負けたとしてもこのルール下では修行で得た力を元手に次は勝利できるという「自信」と「実力」を獲得することができる究極の修行法という位置付けがされている。父から受け継いだこの思想は、弟子であるリーの特徴として、今もなお活用されている。蓮華等の体術技には禁術としての制限以外に幾つかの発動条件が設けているが、その真意には自分ルールの影響が表れている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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