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マイ=ンドンベ湖 : ウィキペディア日本語版
マインドンベ湖[まいんどんべこ]

マインドンベ湖(、マイヌドンベ湖とも)は、コンゴ民主共和国バンドゥンドゥ州に位置する大きな淡水湖。南からフィミ川が流れ出し、カサイ川を経てコンゴ川に繋がる。「マインドンベ」とはリンガラ語で「黒い水」を意味するが、1972年まではベルギー王レオポルド2世にちなみ「レオポルド湖」と呼ばれていた。
いびつな形をしているが、水深は平均で5m、最高でも10mと浅い。面積は2300平方キロで、雨季にはその2、3倍に達する。Ph値は4.2から5.5で、湖水の酸性化が進んでいる。流域の北部はうっそうとした熱帯雨林に覆われ、南部は森とサバンナが混在している。
2009年11月28日には2隻の遊覧船が沈没し、73人が死亡した。その業者は無認可で、当時は270人の乗客がいたとされる〔BBC News article reporting the boat sinking 〕。
== 生物多様性 ==
マインドンベ湖の魚類はトゥンバ湖と同類であるとされてきたが、典拠には乏しかった。しかし1909年から1916年にかけてのジョージ・アルバート・ブレンジャー探検隊以降、続々と新種が見つかっており、1984年にはシクリッドのNanochromis transvestitusが〔Donald J. Stewart, Tyson R. Roberts, "A New Species of Dwarf Cichilid Fish with Reversed Sexual Dichromatism from Lac Mai-Ndombe, Zaïre", ''Copeia'', Vol. 1984, No. 1, Feb. 23, 1984, pp. 82-86. 〕、2006年には同じくシクリッドのNanochromis wickleriが〔Ulrich K. Schliewen, Melanie L. J. Stiassny, "A new species of Nanochromis (Teleostei: Cichlidae) from Lake Mai Ndombe, central Congo Basin, Democratic Republic of Congo", ''Zootaxa'' Vol. 1169, No. 33, Apr. 10, 2006. 〕、2008年にはChrysichthys praecox(いずれも新種)がこの湖で見つかった〔Michael Hardman, Melanie L.J. Stiassny, "A sexually dimorphic species of Chrysichthys (Siluriformes: Claroteidae) from Lac Mai-Ndombe, Democratic Republic of the Congo", ''Ichthyol. Explor. Freshwaters'', Vol. 19, No. 2, pp. 175-184. 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マインドンベ湖」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lake Mai-Ndombe 」があります。



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