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マオリ()は、アオテアロア(ニュージーランド)にイギリス人が入植する前から先住していた人々である。形質的・文化的にはポリネシア人の一派をなす。マオリとは、マオリ族の用いる言語マオリ語では本来「普通」という意味で、マオリ自身が西洋人と区別するために”普通の人間”という意味でTangata Maoriを使い出したにもかかわらず、イギリス人が発音しにくいという理由で、Tangata(=人間)ではなくて、Maoriを採用したのが由来とされる。 == 歴史 == === 神話の歴史 === 神話では、伝説的な航海者クペが「ハワイキ」〔「ハワイキ」 *hawaiki はポリネシア各地の土俗信仰に共通の「とこしえの地」を指す。ハワイ(Hawai'i)やサモアのサバイイ島(Savai'i)、タヒチ近海・ライアテア島の旧称「ハヴァイイ」(Havai'i)など各地の地名の語源ともなっている。〕から来航し、再びハワイキに戻って人々にアオテアロアの存在を教えたとされている。その後、「大艦隊」(Great Fleet)と呼ばれる7艘の航海カヌーに分乗した人々が来航したとされる。この「大艦隊」の7艘の名称は「アオテア(Aotea)」「アラワ(Arawa)」「クラハウポー(Kurahaupō)」「マタアツア(Mataatua)」「タイヌイ(Tainui)」「ターキチム(Tākitimu)」「トコマル(Tokomaru)」とされる。 1987年には、この伝説を検証すべく、マタヒ・ワカタカ(英語名グレッグ・ブライトウェル)がタヒチ出身の海洋冒険家フランシス・コーワンの協力を得て、伝統的な航海カヌーによるタヒチ〜アオテアロア間の実験航海を行って成功を収めている。 また、ヘクター(ヘケヌクマイ)・バズビーを指導者とするグループはハワイのナイノア・トンプソンの協力を得て1992年に航海カヌー「テ・アウレレ」を建造し、マオリの遠洋航海技術の復興に取り組んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マオリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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