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マカオ語 : ウィキペディア日本語版
マカオ語[まかおご]

マカオ語またはパトゥア語(英語: Macanese または Patua、仏語: Patuá、西語: macanés)とは、マカオで形成されたクレオール言語の一種。マカオ=クレオールとも。

植民地支配の影響や常に多様な人種の流動があった中で形作られ、交易国を中心に話者コミュニティが存在したが、ユネスコ刊行の2010年度「レッドブック」はマカオ語を消滅危機言語に分類している。
== 概要 ==
言語要素としては、マレー語広東語シンハラ語ポルトガル語及び若干のスペイン語イタリア語の影響を受け、これらが混合した形になっている。また標準的な正書法が確立されていない。
マカオでは、マカオ人達の共通語となっているが歴史が浅く、20世紀になって形成された言語であるから、話者数が周辺地域で用いられる広東語に比べ劣勢になっており、そのため、言語的地位は広東語に取って替わられている。
中華人民共和国からマカオ自治政権に移行し正式に一国二制度になって、マカオ政府が統計調査を行った結果、1977年の話者数はおよそ4,000人位だった。ユネスコのまとめた報告書 (en) では、2000年の時点で話者は50人であるとされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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