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マカロニック : ウィキペディア日本語版
マカロニック
マカロニック (Macaronic) またはマカロニ体〔佐藤信夫の訳語〕、異言語形混交体〔、多言語文体〔高橋康也の訳語〕とは、異なる言葉をごちゃ混ぜにして書くこと。異なる言語で書かれたテキストが1区切りになっているのではなく、同一のコンテクストの中で使われる。バイリンガル駄洒落 (Bilingual pun) もマカロニックの一種である。この語は混種語を指す場合もある。話し言葉におけるコードスイッチング(会話の中で1つ以上の言語・方言を用いること)に相当する。ラテン語と土地言語(口語)が混交した場合はとくに「雅俗混交体」と呼ばれ、それを用いて書かれた滑稽な詩は「雅俗混交体狂詩」である。
マカロニ・ラテン語 (Macaronic Latin) は自国語 (Vernacular) にラテン語の語尾をつけた、あるいは、パスティーシュでラテン語に自国語を混ぜた、ごちゃ混ぜのジャーゴンのことである(変則ラテン語 Dog Latinも参照)。
「Macaronic」という語は軽蔑的な含みを持ち、通常はユーモア風刺を意図した作品に用いられる。大部分のマカロニック文学はそうした作品である。一方で、真面目な性格や目的を持つ言語の混交した文学もあり、それに対して「Macaronic」という語を使っていいのかは議論の対象となっている。
== 歴史 ==

=== 中世ヨーロッパのラテン語・自国語混交詩 ===
中世の末期、ヨーロッパ中でラテン語と自国語が混交したテキストが現れた。この当時、ラテン語は学者、聖職者、大学の学生では依然として使われていたが、詩人、吟遊詩人、物語作家たちの間では自国語に場を奪われていた。
カルミナ・ブラーナ』(1230年頃編纂)にはラテン語と中世ドイツ語フランス語の混交したいくつかの詩が含まれている。クリスマス・キャロルの『諸人声あげ (In Dulci Jubilo)』の第1連もそうで、この歌のオリジナルは1328年頃、ギリシャ語を参考に、ラテン語にドイツ語を混交して作られた。初期の言語の混交した作品はユーモアを狙ったものもあれば、詩的な効果を狙って使われるものもあった。
初期の他の例では、中英語で演じられた「ウェイクフィールド・サイクル」(1460年頃。「神秘劇」参照)がある。その中の第24番目の劇『The Talents』の中で、ポンティウス・ピラトゥスは英語とラテン語の韻文を混交して喋っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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