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マキリ
マキリとは、アイヌ民族によって用いられた短刀、もしくはアイヌ語より派生した、マタギを始めとした日本の猟師に用いられている狩猟刀、または漁業従事者に用いられる漁業用包丁の名称である。 現在ではアイヌ民族が用いていたものを特定して指す場合には“アイヌマキリ”と呼称される。 「マキリ」とは本来はアイヌ語で「小刀」を意味するもので、アイヌ民族の日常生活の中で汎用刃物として様々な用途に用いられた。より大型のものは「タシロ」と呼ばれて区別される。 == 和人のマキリ == 日本では、アイヌ民族の居住する北海道以外でも「武具ではない、主に狩猟や漁に用いる小型の刃物」を指す言葉として“マキリ”の語が用いられており、アイヌ民族が用いていたもの以外を指して「マキリ」と呼ぶ例が存在し、マタギの用いる大型の狩猟刀及び小型の皮剥刀、もしくは中~小型の狩猟用ナイフ、漁師の用いる合口様式の漁業用包丁が「マキリ」と呼称されている例が見られる。 それらの刀剣類は「魔切」「間切(包丁)」といった漢字で記述されていることがあるが、これらはいずれも当て字であり、本来のアイヌ語との直接的な関連はない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マキリ」の詳細全文を読む
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