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『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』(ちょうじくうようさいマクロスツー ラバーズアゲイン)は、1992年に発売されたOVA。アニメ「マクロスシリーズ」のパート2として発表された。 == 概要 == === 作品 === 本作は『超時空要塞マクロス』誕生10周年記念作品として企画された。初代スタッフからはキャラクターデザインの美樹本晴彦、脚本の富田祐弘が参加したが、原作者のスタジオぬえは関与せず、AICが中心となって制作された。監督の八谷賢一は制作開始前のインタビューで、「いわゆる続編という前作と密接な関係を持った作品は、前作のオリジナルスタッフが作るべきものだという認識があります」「意識の持ち方として、続編を作るのではなく、いわば外伝的なものを作ろうというのは最初からありました。マクロスの世界設定の一部を土台として、その上にまったく新しい話を展開するということです」と語っている〔『アニメージュ』1991年11月号、徳間書店、30頁。〕。また、マクロスシリーズでは平成時代に入ってから最初に制作された作品でもある。 構成としては可変戦闘機、恋愛ドラマ、歌など前作のフォーマットを踏襲しつつ、主人公が民間人でヒロインが軍人、歌を戦意高揚の兵器として用いるなど、ひと捻りした演出が盛り込まれている。また、地球へ強行着陸したゼントラーディ戦艦の残骸の中に作られた都市など、リアリティよりインパクトを重視した映像も盛り込まれている。 制作当初、メカニックデザインは藤田一己が担当していたが、主役メカのVF-2SS バルキリーIIなどの初期に関わっただけで降板して大半は大畑晃一らが担当したため、藤田はノンクレジットとなっている。VF-2SSをはじめとするそれらを、オープニングアニメーションやEpisode 5で派手に動かした大張正己の作画も見所となったが、彼の起用は本作の発表の少し前から放送が開始されたテレビアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』のオープニングアニメーションを見たスタッフによるものであり、その関係からEpisode 5には同作の登場人物がモブキャラクターとしてカメオ出演している〔Twitter / G1_BARI: テッカマンブレードのOPを観てのオファーでしたからね(^ω^ ... 〕。 初代スタッフの板野一郎は「『マクロスII』というのがなかったら、僕は『MACROSS PLUS』はやらなかったと思いますよ。『マクロスII』が、僕達の思ってた『マクロス』と繋がっていなかったもので」と述べている〔WEBアニメスタイル アニメの作画を語ろう 板野一郎インタビュー(5) 〕。ただし、セールスは満足な結果を残しており、大畑によれば「予想を上回るビデオの売上げにスポンサーの方からは『マクロスIII』の話さえ出た」という〔「ロボットアニメ地獄変 今度は当たるぞ!! 第7回」『フィギュア王』vol.43、ワールドフォトプレス、2001年、47頁。〕。初代スタッフの河森正治が「『マクロス』の続編は作らない」と発言していたため、本作が制作されなければマクロスシリーズが途絶えていた可能性もあることから、本作はそのターニングポイントとなっている〔。また、三角関係などの三大要素が明確になったことや、初代とは異なる世界を描くことができることを示した記念碑的な作品という見方もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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