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マグヌス塩[まぐぬすえん]
マグヌス塩(マグヌスえん、)は、化学式が と表される白金の化合物である。一次元構造をとるために、材料化学や固体物理学において興味深い化合物である。2− アニオンと 2+ カチオンの線形鎖からなり、白金原子同士は3.25 Å離れている。これは半導体で、2− を含む水溶液と 2+ を含む水溶液を混ぜることによって、深緑色の沈殿として得られる。 == 歴史 == この塩は、1830年代前半にハインリヒ・グスタフ・マグヌス (Heinrich Gustav Magnus) によって発見された。これは、アンモニアの金属錯体の最初の例の1つであった。アンモニアの錯体は、現在は非常に一般的である。これらは後のアルフレート・ヴェルナーの発見の基礎であった。マグヌス塩は ''cis''-PtCl2(NH3)2(ペイロン塩)や ''trans''-PtCl2(NH3)2 と同じ実験式をもつ。これらの化合物は分子性だが、マグヌス塩はポリマーである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マグヌス塩」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Magnus' green salt 」があります。
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