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マグナム・フォト(Magnum Photos)とは、世界を代表する国際的な写真家のグループである。それぞれに事務所をニューヨーク、パリ、ロンドン、そして東京に構え、現在約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍している。その多くのメンバーたちは、地球的規模で活躍しており、「世界最高の写真家集団」として現代でもその名声はつとに知られている〔永坂嘉光(監修)『WAY to GODS ― マグナムフォト 熊野古道サンティアゴへの道』世界リゾート博記念財団(河出書房新社)、ISBN 978-4309902937。〕。 ==歴史・沿革== 1947年にロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー(George Rodger; 1908年-1995年)、そしてデヴィッド・シーモア(David Seymour; 1911年-1956年、別名Chim。一般には「シム」だが、「チム」と読まれることもある)の四人の写真家たちによって結成された。 その後も多くの写真家が所属し、現在も活動中である。日本人としては、濱谷浩(寄稿写真家; 1915年-1999年)と久保田博二(くぼたひろじ、1939年生まれ)が参加。 2007年に創設60周年を記念し、全会員69名の代表作を集めた写真集「MAGNUM MAGNUM」が全世界8カ国語で発売された〔マグナムフォト、ブリジット・ラルディノワ、小林美香『MAGNUM MAGNUM』(日本語版)、青幻舎、2007年、ISBN 978-4861521133。日本語版コンパクトバージョン、2009年、ISBN 978-4861522017。〕。 同年2007年には、創立50周年を迎えた1999年当時に撮影されたドキュメンタリー映画『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』が東京都写真美術館をはじめ、名古屋・大阪でも公開された。アンリ・カルティエ=ブレッソンやマルク・リブー、フィリップ・ジョーンズ=グリフィス、マーティン・パーなどの代表的な会員たち15人のインタビューや撮影現場、支社やそこで働くスタッフの様子、それまでカメラが入ることのなかった年次総会の様子などが収められている。2011年2月に、デニス・ストック、エリオット・アーウィットなどの追加インタビューを含んだDVDが発売される。〔『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』映画オフィシャルサイト 〕 なお、創立者として、上記4人に加えて、ウィリアム・ヴァンディヴァート(William Vandivert; または、ビル・ヴァンディヴァート。写真家。1912年-)、リタ・ヴァンディヴァート(Rita Vandivert; ウィリアム・ヴァンディヴァートの妻)、マリア・アイスナー(Maria Eisner; 写真家。1909年-1991年)の3人のうちの全部または一部を挙げる考え方もある(各種文献によりとらえ方が異なる)。例えば、英語の公式ページでは、マリア・アイスナーとリタ・ヴァンディヴァートを「co-founder」とし、東京支社の公式ページでは、具体的な名前は挙がっていないが、4人以外の創立者の存在を示す記述がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マグナム・フォト」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Magnum Photos 」があります。 スポンサード リンク
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