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マグプル・インダストリーズ・コーポレーション(Magpul Industries Corporation)は、ポリマーを用いた銃器の設計および製造で知られる銃器メーカー。本社はアメリカ合衆国コロラド州に所在するが、同社の製品には「Made in Boulder, CO」(「コロラド州ボルダー製」)と刻印されている。社名の「マグプル」(Magpul)は、同社が最初に製造した製品の製品名に基づく。これはアメリカ軍およびNATO軍が使用するSTANAG マガジンに取り付けるゴム製ストラップで、弾倉(magazine)をポーチから素早く引きぬく(Pull)為のアクセサリーだった。 創業以来、主にAR-15小銃およびその派生型を対象としたアクセサリーの設計・製造を行なってきたが、近年では銃器そのものの設計も行なっている。 また、マグプルは既存の銃器を元にプラスチック部品や様々なアクセサリーの提供を行なってきた為、例えば銃器業界紙などで類似の近代化設計がなされた銃器を解説する際にはしばしば社名が引用される。あるいはこれら近代的な設計を指し、鉄と木で作られた「伝統的な」銃器に対してマグプル化(magpulized)されているというような表現が用いられることもある〔Johnson, Steve., "The Firearms Blog", February 24, 2012.〕。 == 歴史 == 1999年、米海兵隊フォース・リーコンの軍曹だったリチャード・M・フィッツパトリック(Richard M. Fitzpatrick)によって創業される〔Urie, Heath. "Erie company takes aim at weapons market" , "Daily Camera", January 1, 2010, accessed August 21, 2011.〕。2008年までに同社は業種によって3つに分割された。すなわち、火器のアクセサリーの設計・生産を行うマグプル・インダストリーズ(Magpul Industries)、エアソフトガンなど遊戯銃向けアクセサリーの設計・生産を行うマグプル・プロフェッショナル・トレーニング&シミュレーション(Magpul Professional Training & Simulation, PTS、2007年創設)、火器の訓練や教習ビデオの製造・販売を行うマグプル・ダイナミクス(Magpul Dynamics、2008年創設)の3社である〔Magpul Industries Corp. "Magpul Brand Family" , accessed August 21, 2011.〕。 現在のCEOはリチャード・フィッツパトリックである〔Thompson, Allan. "Bushmaster and Magpul Team to Bring Advanced Rifle to Market" , "Bushmaster FIrearms Web Page", January 31, 2008, accessed October 10, 2012.〕。フィッツパトリックは前任者でマグプル・ダイナミクスのCEOを兼任していたトラビス・ハーレーの退職を受けて職を引き継いだ。なお、ハーレーはマグプル退社後にハーレー・ストラテジック・パートナーズ(Haley Strategic Partners)なる企業を設立している〔Curtis, Rob. "Travis Haley pops smoke, leaves Magpul Dynamics" , "Military Times", January 20, 2011, accessed August 21, 2011.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マグプル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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