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『MOTHER2 ギーグの逆襲』(マザーツー ギーグのぎゃくしゅう)は、任天堂のコンピュータRPG。日本国外では『EarthBound』(アースバウンド)のタイトルで発売されている。 == 概要 == 初代『MOTHER』の発売から5年余りが経過した1994年に発売されたシリーズ第2作。前作からプラットフォームはスーパーファミコンに推移し、ファミコンでは出来なかった事をやるという事を目標に開発された。システムはもちろん、格段に向上したグラフィックを用い、前作を遥かに上回った緻密で鮮明な世界観描写がなされている。 前作から引き続き、ゲームデザインにはコピーライターの糸井重里が登板。前作では一倉宏が担当したキャッチコピーも、今作では糸井が担当した。今作のキャッチコピーは「大人も子供も、おねーさんも。」。 ナンバリングは「2」であるものの、今作は前作のリメイク作品としての側面が強くストーリーの繋がりも皆無であるなど、一般的な続編の位置付けとは微妙に異なっている。ただし、広報によっては前作と今作のラスボスが同一の存在として記述されているものも存在する。また前述の通りではあるがリメイク的要素に該当し継承されているものは、主人公の外観や仲間のキャラクター設定、ラストボスの名称など大まかな設定のみであり、基本的にはオリジナルの要素で構成されている。一部の敵の続投や前作のオマージュなどは数多く見られる。 シリーズ3作品中では、オリジナル版が海外でも公式に発売された唯一の作品である。海外におけるタイトルは『EarthBound』。2015年6月14日に前作の海外版がWii Uバーチャルコンソールでリリースされるまでの間は、シリーズ中で国内外版の両方が公式からリリースされている唯一の作品でもあった。 CM、ポスターを始めとしたプロモーションにはSMAPの木村拓哉が起用された。「まーざーつー」と延々に繰り返すシュールな内容のもの等も含め、30秒スポット用で3タイプのCMがオンエアされたが、いずれのタイプも本編にはほぼ触れない内容であった。 今作発売後、2003年6月20日にゲームボーイアドバンス用ソフトとして、前作『MOTHER』と本作を収録した『MOTHER1+2』が発売された。詳細は該当記事を参照。2006年4月20日には『MOTHER3』が足掛け12年の開発期間を経て(後述)ようやく同じくゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された。本作が『1』のリメイク的位置づけにあったのに対し『3』は完全な新作であり、本作とのシナリオ上の明確な接点も存在している。 2008年1月31日にWii用ソフトとして発売された『大乱闘スマッシュブラザーズX』には、「名作トライアル」の名称で本作がバーチャルコンソールの体験版として5分間だけ遊べる形で収録された。なお名作トライアルで収録されているソフトでは唯一、バーチャルコンソールで発売されていないソフトであった。 2013年4月27日にはWii Uのバーチャルコンソールとして正規版が配信開始。糸井が岩田に掛け合う形で実現した。また、これに先駆けて同年3月20日から4月18日までの間「ファミコン生誕30周年記念 Wii U バーチャルコンソール 体験キャンペーン」の一環として30円で先行配信された。同期間中、『MOTHER2』のMiiverseコミュニティーで、「MOTHER2 ふっかつさい」が行われ、糸井重里も登場した。また、配信する作品をシリーズ3作中から今作にしたのには、シリーズ屈指の「ゲームバランス」と「知名度」によるものだという事が糸井から語られている。 2014年12月6日にWii U用ソフトとして発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』のモード「名作トライアル」では一定の条件を満たす事で今作の体験版がプレイ可能になる。 2016年3月4日にはNewニンテンドー3DSのバーチャルコンソールとして配信開始。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MOTHER2 ギーグの逆襲」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 EarthBound 」があります。 スポンサード リンク
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