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マシュー・ヘンリー・“マット”・マートン(Matthew Henry "Matt" Murton, 1981年10月3日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のプロ野球選手(外野手)。現在は、MLB・シカゴ・カブス傘下アイオワ・カブスに所属。 シカゴ・カブスなどメジャーリーグ(MLB)数球団を経て、からまで、日本プロ野球(NPB)の阪神タイガースでプレー。阪神1年目の2010年には、レギュラーシーズンで214安打(当時のNPBシーズン最多安打記録)を達成した。2015年に秋山翔吾が216安打を放ったが、NPBの右打者および外国人選手の最多安打記録の保持者として名を残している。 == 経歴 == === MLB時代 === のドラフト1巡目でジョージア工科大学からボストン・レッドソックスに入団。に4チームが絡むトレードにより、ノマー・ガルシアパーラと共にシカゴ・カブスへ移籍した。 7月8日の対フロリダ・マーリンズ戦でメジャーリーグデビュー。このデビュー戦では、のちに阪神でチームメイトとなるランディ・メッセンジャーがマーリンズの2番手投手として登板し、2打席対戦して右犠飛と右二塁打を放った。このシーズンは打率.321, 7本塁打、14打点、OPS .908という成績を残した。特に左投手に対しては打率.380と結果を出した。 は左翼手として開幕スタメンを勝ち取り、初打席で本塁打を放つなど3安打と幸先の良いスタートを切った。7月以降の打率は.330と好調を維持し、8月3日には4打席4安打(4二塁打)5打点の1試合最多二塁打記録を樹立。この年はほぼメジャーに定着し、144試合出場でチームトップの打率.297, 13本塁打、62打点、OPS .809の成績を残した。カブスでは人気選手の一人となり、球場内にはマートンの特徴である赤毛の髪を真似たカツラを付けているファンが多く現れた。 にアルフォンソ・ソリアーノ、クリフ・フロイド両外野手がカブスにFA移籍。チーム方針が長打力アップだったため、巧打者タイプのマートンはレギュラー争いに敗れ、打率.281と安定していながらも得点圏打率.186とチャンスに弱く、次第にメジャーでの出場機会を失ってマイナー落ちも経験。94試合の出場にとどまった。3Aでは打率.331, 8本塁打、27打点、OPS .977だった。 はメジャーで結果を残すことができず、マイナーリーグで過ごす日々が続き、7月にリッチ・ハーデンとチャド・ゴダーンとのトレードで他3選手と共にオークランド・アスレチックスへ移籍したが、アスレチックスでも9試合で30打数3安打で本塁打0と結果を残すことができなかった。結局、この年の多くを3Aで過ごし、86試合で打率.290, 2本塁打、28打点だった。 2月4日にコーリー・ウィンバーリーとのトレードでコロラド・ロッキーズに移籍。この年はメジャー26試合出場で打率.250, 本塁打1本だった。3Aでは海抜1,839 mにある本拠地の利点を生かして97試合で打率.324, 12本塁打、79打点、OPS.888と活躍したが、他の外野手がメジャーで好調だったため、機会に恵まれずこの年はマイナーでシーズンを終えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マット・マートン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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