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マップスの登場人物 : ウィキペディア日本語版
マップスの登場人物[まっぷすのとうじょうじんぶつ]

マップスの登場人物(マップスのとうじょうじんぶつ)は、長谷川裕一漫画作品『マップス』に登場する架空の人物の一覧である。
声は学研版OVA(1987年)/ KSS版OVA(1994年)の順。
なお、2007年よりウェブコミック誌「FlexComixブラッド」で連載中の本作の続編『マップス ネクストシート』の登場人物に関しては作品の項目を参照。
== 主人公一行 ==
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:声:田中真弓 / 緑川光
:地球人。本編の主人公。初出時は18歳の高校生。リプミラと出会ったことにより銀河を又にかけた冒険を繰り広げることになる。
:「さまよえる星人」の子孫で、彼らが地球に隠した秘宝「風まく光」そのものであり、「風まく光」の伝承に記された「銀河を統一する伝説の勇者」である(ただしこの伝承は伝承族によって巧妙に仕組まれたものである)。ただし本人はあまりその自覚がない。
:戦闘においてはリプミラ譲りの海賊戦法を得意とし、初期は屈曲ミラーによる曲撃ちを良く使っていたが、中期から単発式のハンド・キャノンを使用する様になる。メタル・ビーチ(当時はまだ「惑星リングロド」と呼ばれていたが)の導きにより、自らの身体に眠る潜在能力の全て(常日頃の能力に対して非常時に出し得る「火事場の馬鹿力(4倍)×伝承族の計算による真の潜在能力(4倍)」、そのさらに16倍の「伝承族が引き出せる肉体と精神をシンクロさせた潜在能力(計256倍)」)を操る能力を身に付ける。
:銀河で一等航海士の資格を持っているが、あくまで念のためである(リプミラ号の航行には全く関係ない)。
:「マップマン」「風まく光」「ダイナック・ゲン」「ゲン・トーキジャマ」などの異名を持つ。
:普段は空気のようにボーっとしている(星見談)が、ここ一番では大活躍する。行き当たりばったりで何も考えていないような行動も多いが、宇宙での一般的な先入観を持たずどんな相手でも自然体で接する為、種族・星間の関係を超えた信頼関係を多く築くことになる。
:常に美女・美少女が傍らにいる。こう表現すると典型的なハーレムアニメの主人公のように聞こえるが、そのキャラクター造詣はそれらとはかなり異なる。とはいえ、漫画史・アニメ史的観点から言えば影響関係が全くないとは言い切れはしない(補足事項の節を参照のこと)。
:向う見ずで「死ぬほどムチャなことばかりする(エイブ談)」為、何か事件が解決する度に大怪我を負ってしまう。一方でどれほど大怪我をしても(心臓をぶち抜かれても、全身が真っ黒焦げになっても)必ず生還する不死身ぶりも発揮しており、作者の作品の主役の中でもトップクラスの頑丈さを誇る。
:「銀河に勇者はいらない」と考えており、最終決戦の後はリプミラと共に流浪の旅に出るすなわち、“さまよえる星人”に戻る事を選択する。
:ブゥアーを破壊した後に冷凍睡眠に入り、85億7千万年後にクオリネスの船に拾われて目覚める。その後、数多の冒険の果てに現代へ帰還した。
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:声:鶴ひろみ / 冬馬由美
:リプミラ号の頭脳体である半有機合成人間(ビメイダー)。ゲンと出会うまでは「宇宙海賊カリオン」と名乗っていた。カリオンとは元々のリプミラの主で、リプミラは彼の意思を受け継いで「風まく光」を探していた(詳しくはカリオンの項も参照のこと)。
:宇宙海賊だった頃は同業者ばかりを狙い、宇宙海賊の間では「女狐」「白い女神」と呼ばれていた。
:ヒロインをやるにはちとトウがたった感じの美女(ゲン談)。普段は露出度の高いビキニ風の格好をしており(それでもその実態は武器である)、「何か着ているときのほうがこういうの(「月刊コミックNORA」読者ページ企画の月間ベストショットのこと)に選ばれちゃうのも彼女ぐらいのものだろう」と作者にまでいわれるほどである。
:かつて宇宙海賊だったため海賊戦法を得意とし、宇宙へ旅立ったばかりのゲンにも伝授した。
:銀河統一会議(ACT.46)で彼らが初めて集結したときにゲンの真意にいち早く気づき「十の魔物」の1人として真っ先に名乗りをあげた。
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:声:皆口裕子 / 國府田マリ子
:ゲンがまだ普通に地球で生活していた頃からのガールフレンド(どの程度の仲だったのか詳しく語られていないので不明)、17歳。ゲンとともにリプミラに出会い、共に宇宙に旅立つ。
:髪型が数種類あり、よく変化している。
:リプミラはもちろんのこと、ジャルナ・リム・プテリスetcと次々登場する女の子とゲンとの仲には気が気でないようである。
:「十の魔物」の1人であるが、リプミラと違ってゲンの真意に全く気づいていなかった。遊撃編以降、地球に残ることでゲンを精神的に支える役割になる。
:最終決戦の時はガタリオンに一時捕らわれるが、ダードに救出される。その後、ゲンと合流するまでリプミラ号(後期型)の手動操縦を行っている。砲撃なども的確に命中させている事から、それなりに射撃訓練を行っていた模様。ブゥアーの破壊後は地球でゲン達の帰りを待っていた。
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:声:神谷明 / 未登場
:初登場時は風まく光を目当てにリプミラ号を追ってきたスペース・パトロールの隊長で、どちらかというと悪役的な役回りだった。紆余曲折を経てゲンたちと行動を共にする。
:リプミラ号内での仕事はコックで、その腕前は確かなもの。
:ESP検知器でも検出できない特殊な波長をもった超能力者であるが、予知やテレパス等の知覚系能力は使えない劣等生(物理的な破壊力、移動力のみなら科学技術で代用できるため)。顔はラクガキのようにも見え、髪型は『超人ロック』の主人公ロック風(初めて超能力を披露した際にゲンは「使いそうな髪型だとは思ったけどさ…」と言っている)。
:実は妻子持ちであることがACT.6で発覚した。
:後に七つの試練をへてスペース・パトロール提督となり、「十の魔物」の1人として第7軍となったスペパトを指揮する。
:本作の連載終盤頃から長谷川裕一の自画像としても使用されている。
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:声:渡辺菜生子 / 安西正弘
:秘密結社ギドロによって彼らの秘密基地・星見ちゃんスター(星見が勝手に名づけた)に拉致されていたところを偶然からゲンと星見に助けられる。
:地球の数10倍の重力下で生まれ育った高重力適応型生物で、一般的な重力の惑星では非常に力持ちとなる。
:その正体はジャンバ王国の正統王位継承者「ミンにょろにゅぐかーみゃこす殿下」であることがACT.12で発覚。
:「十の魔物」の1人として第1軍ジャンバ星人を率いる。
:ツキメという名前は目に三日月形の模様があるところから。知性のない動物の振りをしていた頃は星見になついていた(帰国時には星見を妃に迎えようとしたが、これは国内の不満分子をおびき出す為の罠だった)。またリプミラは過去の経験から当初はツキメのようなネズミ型生物が苦手だった。
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:ニュウ・エイブの妻。夫を情熱的に愛しており〔彼女からの愛情と期待がエイブにとって「どれだけ頑張っても彼女の理想に追いつけない自分」と言うプレッシャーと自己嫌悪の元で、リプミラ号のコックになった当初家族持ちだと明かさなかった理由。〕、この夫婦はめいっぱい子沢山。
:ACT.6での騒動の後に子供たちと共にリプミラ号に乗船してきた為、リプミラ号は託児所のようになってしまう。
:本編で銀河障壁の事を言及したのは、彼女が最初である。
:なお、彼女の名は「ニュース速報」のもじりである。
:本格的にストーリーが展開し始めた「五人の幽霊船編」以降はセリフが全く無くなってしまい、登場回数も極端に減ってしまう。星見と共に地球に残っている事から、星見のようにエイブの精神的支柱となる事を決めたようである。最終話では子供達と共に1コマだけ登場している。
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:声:未登場 / こおろぎさとみ
:元・6人の幽霊船のひとりにして最年少。見た目は10~12歳くらいの少女。姉妹の中ではドンくさい所があり、カナヅチ。
:惑星リングロドでの紆余曲折を経て、ゲンたちと行動を共にすることになる。
:明るく素直な子供らしい性格だが、かなりの耳年増。リングロドで自分を守ってくれたゲンにひとかたならぬ好意をよせている。
:以前は旅芸人一座にいたこともあり、演技力はなかなかのものである。
:ラドウ1101(クローンラドウ)を妹のようにかわいがっている。
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:声:未登場 / 緒方恵美
:元・6人の幽霊船のひとり。
:もともとラドウに対して不信感を抱いており、カミオ星での戦闘後、なし崩し的にゲンたちと行動を共にすることになる。
:封建制度の星で騎士として育てられ、親衛隊の隊長をやっていたので、いたって騎士道精神に篤い真面目で一本気な性格の持ち主。ボケ役の多いゲン一行の中では、ほぼ唯一のツッコミ役で常識人である。
:体表面が次元屈折を利用した反射ミラーになっており、基本的にビーム攻撃が通用しないという特性を持つ。戦闘能力は非常に高い。
:その性格からストレスがたまり易いのか酒癖はかなり悪く、ヨッペでの宴会では酒瓶でゲンを殴り倒している。
:冒険のすべてが終わった後、ビメイダー(リープタイプ)たちが安心して自分たちの力で暮らせる国を創る事を志し、さらなる旅に出た。その成果の結実は続編『ネクストシート』にて見ることができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マップスの登場人物」の詳細全文を読む



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