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マツダ・121 : ウィキペディア日本語版
フォード・フェスティバ
フォード・フェスティバ(Ford Festiva)はマツダ起亜自動車が生産し、フォードの販売網で日本や米国などで発売されたサブコンパクトカー(バジェットカー)である。
== 歴史 ==

=== 初代(1986年~1993年) ===

マツダが開発して当時のオートラマ(現フォード店)で販売されていた車種。3ドアハッチバックでブリスターフェンダーがデザイン上の特徴である。直列4気筒SOHCの1,100 ccと1,300 ccが用意された。また、商用車仕様として室内後部を荷室優先の造りとしたフェスティバ・カーゴ(CARGO)も存在した。
エンジンは後にファミリアや、排気量を上げ縦置きとなってユーノス・ロードスターにも採用される事になるB型エンジンで、これは新規開発されたものだった。トランスミッションは、1,100 ccは4速マニュアルのみ、1,300 ccは5速マニュアルと3速ATが用意されていた。ダッシュボード内にクーラーボックスを備え、リアシートのスライド機能やリクライニング機能、全席フルフラットにもなる多彩なシートアレンジメントが可能であった。これらの特色は、発展型となるマツダ・デミオにも引き継がれる事になる。
キャンバストップと呼ばれるオープンカー気分が味わえるサンルーフと、ヨーロピアンテイストのスタイルが人気を集める。
尾崎亜美の音楽とともに田中康夫がフェスティバのPVに起用され、キャンバストップを自分の言葉で語るなど、宣伝にも力が入れられ、オートラマオリジナルブランドの車両として、そのイメージを牽引する役目を担っていた。
代表格のキャンバストップの他に、車内からスイッチでコントロール出来る減衰力可変式ショックアブソーバーを備えた「S」や、その後のマイナーチェンジで、フル革張りの内装を持つ「GHIA」、ファミリア用1.6 L(B6型)エンジンをショートストローク化した、1.3 L 88 psのBJ型 DOHCエンジンを搭載した「GT」と「GT-X」なども追加された。
またモデル末期には「GT-X」をベースに、ドイツのスカラ社がデザインした、往年のアバルトアルファロメオの雰囲気にも通ずる、ロッソコルサ(イタリアレーシングカーナショナルカラーである、鮮やかな)の外板色に、丸型ヘッドライトのフロントフェイスを持つ「GT-A」が、300台限定で発売されている。実際のレーシングカーの識別色よろしく、鼻先のみに塗り分けられており、派手な外観を好まない向きには、識別色なしで赤一色のモデルも用意された。外板や前後バンパーの変更により重量がわずかに増加しており、それに伴う排出ガス規制の重量ランクの変更による再申請を不要とするため、メーカー出荷時にエアコンは装着されておらず、ディーラー取り付けとされた。「GT-A」の企画は、無類のエンスージアストとしても知られ、当時オートラマに在籍し、現在はモータージャーナリストとフリーランスアナウンサーの二足のわらじを履く、中島秀之が手がけた。

ファイル:festivagtx.jpg|GT-X
ファイル:Ford Festiva 002.JPG|1.3 SX
キャンバストップ
ファイル:Ford-FestivaGTA.JPG|GT-A


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フォード・フェスティバ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ford Festiva 」があります。



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