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「マネー・フォー・ナッシング」(Money for Nothing)は、イギリスのロック・バンド、ダイアー・ストレイツが1985年に発表した楽曲。スタジオ・アルバム『ブラザーズ・イン・アームス』に収録され、同アルバムからの第2弾シングルとしてもリリースされた。 == 背景 == 歌詞の内容は、MTVに出てくるスターを批判したものである。ダイアー・ストレイツの中心人物であるマーク・ノップラーは、デパートの店内にあるテレビでMTVが映っていた時、店員が登場するミュージシャンの悪口を言っているのを見て、この曲の着想を得たという〔おんがく日めくり|ヤマハ株式会社 - ダイアー・ストレイツの「マネー・フォー・ナッシング」が全米1位に(1985) - 2012年6月19日閲覧〕。歌詞の中にゲイを意味するスラング「faggot」が含まれていることから物議を醸し、マーク・ノップラーは、ロンドンでゲイ向けの新聞を作っている編集者から「卑怯だ」と言われたこともあった〔Money for Nothing by Dire Straits | Song Stories | Rolling Stone - 2012年6月19日閲覧〕。 当初はノップラーによるギター・リフから始まるアレンジだったが、キーボーディストのガイ・フレッチャーのアイディアによりイントロが追加された〔CLASSIC TRCKS: Dire Straits 'Money for Nothing' - 2012年6月19日閲覧〕。共同プロデューサーのニール・ドーフスマンによれば、ノップラーのギターを録音する際、まだセットアップが終わっていないにもかかわらず素晴らしいギター・サウンドが得られ、後日パワー・ステーションにおいて同じ機材や条件で試してみても、同じギター・サウンドを作ることはできなかったという〔。 本作のレコーディング中、スティングが休暇で近くを訪れており〔〔『ブラザーズ・イン・アームス』日本盤再発CD(UICY-6604)ライナーノーツ(Robert Sandall)〕、スティングはレコーディングに参加することとなった。その後、スティングの音楽出版社が彼の著作権を主張し、スティング自身の反対にかかわらず、この曲はノップラーとスティングの共作としてクレジットされた〔。ダイアー・ストレイツとスティングは、1985年のライヴエイドでもこの曲を共演しており、その模様は映像作品『ライヴ・エイド』にも収録された〔LIVE AID / ライヴ・エイド「LIVE AID / ライヴ・エイド」 | Warner Music Japan 〕。 アルバム『ブラザーズ・イン・アームス』のLPでは収録時間は7分04秒であったが、同アルバムのカセットおよびCDには8分26秒のヴァージョンが収録され〔Dire Straits - Brothers In Arms at Discogs 〕、12インチ・シングルにもフル・ヴァージョンが収録された。また、7インチ・シングルには4分38秒に編集されたヴァージョンが収録された〔Dire Straits - Money For Nothing (Vinyl) at Discogs 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マネー・フォー・ナッシング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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