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マハーヴィハーラ マハーヴィハーラ (〔パーリ語で「大きな寺」の意〕、大寺(だいじ)) は、かつて、数世紀にわたってスリランカ仏教における上座部仏教の中心地であった僧院。デーワーナンピヤ・ティッサ王 (en、紀元前247–207年) が当時首都であったアヌラーダプラに開かせたのが始まりである。その法系を嗣ぐ宗派を「大寺派」(だいじは)と呼び、5世紀頃の仏音 (ぶっとん、ブッダゴーサとも。en) などの僧侶たちによって確立されながら、現在の上座部仏教の直接の起源となっている。 マハーヴィハーラはまた広義には、インド各地のナーランダ、ヴィクラマシーラ (en)、オーダンティプラ (en)、ソーマプラ、ラトナギリ (en) などの大規模な僧院を指して使われることもある。 ==他派との抗争== 4世紀に、上座部仏教であったマハーヴィハーラと、大乗仏教であったアバヤギリ・ヴィハーラ (en)(無畏山寺派) の間で宗派間の争いがあり、それによってマハーヴィハーラは破壊されたと『マハーワンサ』では述べられている。アバヤギリの僧侶たちは、マハーヴィハーラを討つようにマハーセーナ王 (en) を煽ったが、結果的には彼らもスリランカから追放されたとされる。 史実的には、その後12世紀に入り、当時の王であったパラッカマバーフ1世によって、大寺派が正統と認められ、他の二派が弾圧されたことで、スリランカの仏教は再び大寺派に統一されることになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マハーヴィハーラ」の詳細全文を読む
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