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マブタシマアジ
マブタシマアジ(学名:''Alepes vari'')は、アジ科に属する熱帯の海でよくみられる魚類の一種である。本種はインド太平洋沿岸部の表層海域に生息し、様々な種類の甲殻類や小魚を捕食する。本種はマブタシマアジ属の中でも最大の種であり、記録されている最大体長は56cmである。マブタシマアジは、同属他種からはアジ亜科に独特の鱗であるが数多く小さいことや、第一鰓弓の鰓篩の数によって区別される。生息域のほとんどにおいて、漁獲対象として重要ではない。 ==分類と命名== マブタシマアジはアジ科、マブタシマアジ属(''Alepes'')の現存5種のうちの1種である。 本種はフランスの博物学者ジョルジュ・キュヴィエによって、現在は失われている標本に基づいて1833年にはじめて記載された。彼は本種をギンガメアジ属(''Caranx'')の種と近縁であると思い''Caranx vari''と命名した。その後1987年に日本の具志堅宗弘によって本種はマブタシマアジ属(''Alepes'')に移され、後年インドのポンディシェリから得られた標本が新たなタイプ標本(レクトタイプ)として指定された。本種はキュヴィエによる初記載ののち二度再記載、再命名されている。一度目はピーター・ブリーカーにより''Selar macrurus''として、そして二度目はにより''Alepes glabra''として記載されたが、そのどちらも国際動物命名規約によって後行シノニムとして無効とされた。 和名の由来は、眼にとよばれるやや不透明な瞼状の部分があることである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マブタシマアジ」の詳細全文を読む
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