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マリア・ジビーラ・メーリアン : ウィキペディア日本語版 | マリア・ジビーラ・メーリアン
マリア・ジビーラ・メーリアン(、1647年4月2日 - 1717年1月13日)は、ドイツ生まれの、植物や昆虫などを詳細に描いたイラストで知られる画家で、自然科学者でもある。芸術家としての名声に加え、蝶や蛾の変態を緻密な観察眼と描写力で描いた彼女は、昆虫学に多大な貢献をもたらした人物として高く評価されている。また彼女は、その業績をほぼ独力で成し遂げた点から、自立した女性の代表例とみなされることもある。 ==生涯==
===幼少時=== フランクフルト生まれ。マリアの父は版画工であり「メーリアン出版社」の経営者として知られるスイス人マテウス・メーリアンであったが、マリアが生まれた3年後に死去。オランダ人であった彼女の母は1661年に静物画家のヤコブ・マーレル(ヤーコブ・マレル、(nl))と再婚した。マリアはこの義父の導きにより絵画に興味を覚え、13歳のときに採集した虫と植物を題材とした水彩画を初めて描いた。義理の娘が持つ天賦の才に気づいたヤコブは、マリアに指導する傍ら、絵の製作などのために自分がフランクフルトを留守にする時は弟子のアブラハム・ミグノンに面倒を見させ、その才能を伸ばした。 当時を振り返り、マリアは著書『スリナム産昆虫変態図譜』〔原題『Metamorphosis insectorum Surinamensium』、英語題『Metamorphosis of the insects of Surinam』の序章から。〕にて「子供の頃は、いつも昆虫を調べてばっかりいました。最初は故郷のフランクフルトで見つけた蚕でした。そのうち、蚕と同じように他のイモムシも、やがては美しい蝶や蛾に変わることに気づいたのです。そして、イモムシを見つけては飼って、その変化の様を見続けたのです」と述べている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マリア・ジビーラ・メーリアン」の詳細全文を読む
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