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ローマ・カトリック教会のマリア崇敬(マリアすうけい)とは、聖母マリアに「神への取り次ぎを願う」 聖母マリアが「人々と共に祈る」ということであり、三位一体の神に捧げられる礼拝とは、本質的に違うものである。 聖母マリアや諸聖人への祈りは、「礼拝」では無く「尊敬・崇敬」、「信仰」では無く「信心」。「マリア崇拝」ではない。〔百瀬文晃『キリスト教にト問う65のQ&A』女子パウロ会〕〔〕 ==仲介者であるマリア== 教父時代の終わり頃から聖母マリアを仲介者と呼ぶようになった。この「仲介者」という敬称には、弁護者、扶助者、援助者という3つの意味がある。弁護者は、2世紀に聖イレネウスが用いたもので、最も古いものとされている。扶助者は、ギリシア教父たちの間で用いられていた。そして、援助者は、創世記2章19~25節で、エバについて書かれている助けのことである。だが、聖母マリアの「仲介者」という役割は、「キリストが唯一の仲介者」(1テモテ:2.5-6)であるという教えを傷つけるものではない。人間が恵みを受けるのは、直接キリストからである。聖母マリアは、教会の母であり、恵みの世界で人類の母である。聖母マリアの役割は、キリストのもとにあってこそ果たすことができる。マリアの仲介は、キリストの仲介の力を弱めるものではない。かえって強めるものである。マリアを通じてキリストへ、三位一体の神へと昇るものである。 〔カトリック中央協議会『第二バチカン公会議 教会憲章』〕〔〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マリア崇敬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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