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マリンガン打線(マリンガンだせん)は、日本プロ野球チーム、千葉ロッテマリーンズの打線に付いた愛称である。同チームが優勝した2005年前後に頻繁に使われた。 ==概要== 1999年頃、NHKの番組の中で野球解説者の石毛宏典が、球団名のマリーンズと、当時広く知られていた横浜ベイスターズの「マシンガン打線」とを掛けて命名した。当時の両チームは、本塁打は少ないものの連打で繋ぐという点では共通していたが、1998年に優勝した横浜ベイスターズに対して、千葉ロッテマリーンズは最下位であり、実力には大きな差があった。そのため、この時期には「マリンガン打線」という愛称は定着せず、その貧打ぶりから親会社であるロッテのガムに因んで「クールミント打線」と揶揄されるほどであった。ところが、2005年になると千葉ロッテマリーンズの打線は非常に強力なものとなり、この年チームが優勝したこともあって、「マリンガン打線」の愛称が広く浸透することになった。そのため、「マリンガン打線」と言った場合、一般的に2005年のものを指すことが多い。 2005年に監督を務めたボビー・バレンタインは、対戦相手や選手の調子などに応じて毎試合打線を組み替えていたため、この年の公式戦、プレーオフ、日本シリーズの全147試合で組まれた打線は135通りに及ぶ。そのため、「マリンガン打線」は1通りの打線に対してではなく、これらの総称として用いられる。なお、ポジションが2つ以上記されているのは、打順が同じだが試合ごとにポジションが異なっているためである。 ※太字はリーグトップ 最も多くの試合で用いられた打線は、西岡(遊)-堀(二)-福浦(一)-ベニー(中/指)-フランコ(左/右/指)-里崎(捕)-李(DH/左)-サブロー(右/中)-今江(三)という6月26日、7月3日、7月6日、7月30日の4試合で使われたものである。また、西岡(遊)-堀(二)-福浦(一)-サブロー(中)-フランコ(左)-ベニー(右)-李(DH)-今江(三)-橋本将(捕)という打線がプレーオフの3試合で用いられた。他に小坂誠(遊)や大塚明(中)も多数の試合に出場している。先発メンバーは基本的に以上の12人で構成されるが、守備位置、打順にさまざまな組み合わせがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マリンガン打線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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