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マルクス・アウレリウス・ウァレリウス・マクシミアヌス(、 250年 - 310年7月)は、286年3月1日から305年5月1日まで在位したローマ皇帝(ディオクレティアヌスとの共同皇帝)である。一度退位した後も306年、310年と2度正帝に復位した皇帝でもある。 == 生涯 == === 権力の獲得 === マクシミアヌスはシルミウム(パンノニアの一都市)に生まれ、軍に入隊して経験を積んだ。アウレリアヌス帝とプロブス帝に仕えた。おそらく283年のカルス帝によるメソポタミア戦役にも参加し、同僚のディオクレティアヌスが284年にニコメディアで皇帝に即位するときに立ち会ったと思われる。
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