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マルチコプター : ウィキペディア日本語版
マルチコプター

マルチコプター()とは、ヘリコプターの一種であり、3つ以上のローターを搭載した回転翼機のことである。マルチローターヘリコプターや単にマルチローターとも言われる。
== 特長 ==
放射状に配置される複数のローター(回転翼)を同時にバランスよく回転させることによって飛行する。機体の飛行において、上昇・下降はローターの回転数の増減によって行い、前進・後進・旋回などは、各ローターの回転数に差をつけ、機体を傾けることで行う。ローターは固定ピッチの物がよく使われ、右回り、左回りのものを交互に配置することで、回転の反作用を打ち消しあっている。
有人航空機、ラジコンヘリコプター、自律飛行可能な無人航空機(ドローン)などがある。GPSジャイロセンサーによって、機体を制御させるものが主流である。
動力集中式の搭乗機では、部品数が多くなり、動力を伝達する機構が複雑になる事などから実用性には乏しく、実用機には採用されていない〔 「ヘリコプタ」 社団法人 日本航空技術協会 ISBN 4-930858-45-3〕。研究開発は続けられており、2011年にはドイツの企業が16の回転翼を持つ有人機を試作している〔独企業が開発の「電動マルチコプター」、有人飛行に成功 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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