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マルチプレックスPCR : ウィキペディア日本語版
マルチプレックスPCR[まるちぷれっくすぽりめらーぜ]
マルチプレックスPCR(マルチプレックスポリメラーゼ連鎖反応、Multiplex PCR)はポリメラーゼ連鎖反応の変法で、長大な遺伝子の中から欠失重複を検出するのに用いられる。マルチプレックスPCRではゲノムDNAサンプルを、サーマルサイクラー中で複数のプライマーとDNAポリメラーゼで増幅する。マルチプレックスPCRは最初、1988年にジストロフィン遺伝子の欠失を検出する方法として発表されたほか、ステロイド スルファターゼ遺伝子にも用いられた。2008年には、マルチプレックスPCRはマイクロサテライト一塩基多型(SNP)の検出にも用いられた。
マルチプレックスPCRでは、異なるDNA配列からなる様々なサイズのアンプリコンを増幅するため、1つのPCR試薬ミックスに複数のプライマーセットが含まれている。一度に複数の遺伝子を増幅対象とすることによって、遺伝情報が1回のPCR実験で得られ、試薬と時間を節約することが可能となる。各プライマーセットのアニーリング温度は1反応でばらつきが生じないように最適化する必要がある。また、アンプリコンのサイズ(増幅する遺伝子の鎖長)は通常、ゲル電気泳動で可視化した際に差が出るよう、互いに異なっている必要がある。マルチプレックスPCRキットは市販されており、法医学における劣化DNAサンプルの解析など、様々な用途に用いられている。
==用途==
マルチプレックスPCRの用途には次のようなものがある:
1. 病原の同定
2. ハイスループットSNPジェノタイピング
3. 変異解析
4. 遺伝子欠失解析
5. テンプレートの定量
6. リンケージ解析
7. RNA検出
8. 法医学研究
9. 肥満研究

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マルチプレックスPCR」の詳細全文を読む



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