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マルペロ島(Isla de Malpelo)は、コロンビアが太平洋上に領有する島。その周辺海域は何種類ものサメが多く棲息する巨大な禁猟区で、「マルペロ動植物保護区」として、ユネスコの世界遺産(自然遺産)にも登録されている。 == 地理 == マルペロ島はコロンビアのブエナベントゥラ海岸の490 km 西に位置している。火山活動で出来た島で、岸壁は深さ4000 mにまで沈み込んでいる。この島はドルサレ・デ・マルペロ(Dorsale de Malpelo)と呼ばれる北東から南西に伸びる長さ296 km、幅93 km の海底火山帯の山稜に当たっている。マルペロ島の面積は3.5 km² で、最高地点は海抜320 m のモナ山(Mona)である。 島は11の岩に囲まれている。北端にある4つはロス・モスケテロス(Los Mosqueteros)と呼ばれ、西端にある2つはそれぞれバガマレス(Vagamares)とラ・トルタ(La Torta)、南端にある5つは「ロス・トレス・レジェス」(Los Tres Reyes, 三人の王)、「ラ・グリンガ」(La Gringa)、「エスクーバ」(Escuba)と呼ばれる。 マルペロ島は太平洋の島々の中でも毎年最も頻繁に全世界から科学者たちが訪れる島のひとつである。同時に世界的にも知られたダイビングスポットのため、世界中からダイバーたちもよく訪れる。島はコロンビア海軍の人員によって恒久的に保護されることになっており、監視員たちが違法で分別のない密漁、特にサメ漁に目を光らせている。 マルペロが形成されたのは、大体2000万年前から1700万年前のことである。この時期にはマルペロは10倍大きかった。地形学者たちは、現在の面積になった原因を、海洋の浸食作用や降水、強風などにさらされてきたことに求めている。 マルペロは二つの回帰線の間にあり、北半球と南半球の貿易風が集中する場所にある。この地域は、多彩な風と大雨によって特徴付けられる。この島には、淡水の湧き出る場所はないが、島の高所が雨を集める場所として機能するため、ここから岩間を伝って淡水が流れ落ちる。 マルペロ周辺の海洋環境は、周辺を流れる8つの海流や海洋現象に強く影響されている。その8つとは、北赤道海流、赤道反流、南赤道海流、赤道潜流(クロムウェル海流)、ペルー海流、パナマ海流、コロンビア海流、エルニーニョ / ラ・ニーニャである。 これらの海流は大体が暖流で、水温は26度から27度、塩分が濃く、表面は33ppm、深部は34ppmである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マルペロ島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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