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マンガン青銅 : ウィキペディア日本語版
マンガン青銅[まんがんせいどう]
マンガン青銅(マンガンせいどう、、)は、マンガンを含む黄銅(真鍮)のことである〔『岩波理化学辞典』(岩波書店)、1959年、pp.1311-1312。〕。組成からマンガン黄銅(マンガンおうどう)とも呼ばれる〔『図解 機械用語辞典』(日刊工業新聞社)、1971年、p.542。〕。スズを含まない合金であるにもかかわらず「マンガン青銅」と呼ばれるのは、「青銅」の語が「銅合金」という意味でも用いらることに由来する。
七三黄銅、六四黄銅の亜鉛を数%のマンガンに置き換えたものをいい〔、強度が増すため、船舶、造機、鉱山機械などの部品に用いられている〔。鋳造したものはスクリューやシリンダ、弁など、圧延したものはタービン翼、ネジ、ボルトなどに利用される〔。さらにマンガンを5-15%添加することにより、引っ張り強さと耐熱性が強化される〔。また、アルミニウムスズニッケルを少量添加することでさらに性能が増すという〔。黄銅にマンガン3%、アルミニウム2%、鉄1.5%を添加した合金は特に高力黄銅と呼ばれ、高い強度を持つ〔日本工業規格 JIS H 0500「伸銅品用語」〕。

== 出典 ==




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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