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マングローブ : ウィキペディア日本語版
マングローブ

マングローブ()は、熱帯 - 亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に成立する森林のことである。紅樹林または海漂林とも言う。世界では、東南アジアインド沿岸、南太平洋オーストラリアアフリカアメリカ等に分布し、日本では沖縄県鹿児島県に自然分布するが、本州にも人工的に移植された場所がある(後述#日本のマングローブ)。
== 語源・用語 ==
マングローブの語源は、マレー語潮間帯に生育する樹木の総称を表すmangi-mangi(マンギ・マンギ)に、英語で小さい森を表すgroveの合成である〔諸喜田茂光 「マングローブと生き物たち」『沖縄の自然を知る』 池原貞夫・加藤祐三編著、築地書館、1997年、64頁、ISBN 4-8067-1149-7。 〕。
マングローブという用語は「森林全体」と森林を構成する「種」を表す場合があり、混乱を招くため、前者を「マングローブ(林)」、後者を「マングローブ植物」と使い分けることが一般的である。また、前者をマンガル(mangal)、後者をマングローブと区別することもある〔Mac nae(1968)(八杉竜一ら編 『岩波生物学辞典 第4版』、p1355からの再引用)。〕〔土屋誠・宮城康一編 『南の島の自然観察』 東海大学出版会、1991年、p164、ISBN 4-486-01159-7。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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