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『マン島の黄金』(まんとうのおうごん、英題:''Manx Gold'')は、1997年に刊行されたアガサ・クリスティの短編集、および収録されている短編のタイトル。全12編からなる。 本書は、新聞や懸賞小説など、クリスティの生前には収録されなかった作品を集めた拾遺集である。また、早川書房の短編集に限っても「バグダッド大櫃の謎」は『黄色いアイリス』に収録済みであったが、再録にあたって改訳された。 イギリス版(''While the Light Lasts and Other Stories'', 1997年)には「夢の家」から「光が消えぬかぎり」までの9編が収録されている。アメリカ版(''The Harlequin Tea Set'', 1997年)は「バグダッド大櫃の謎」「クリスマスの冒険」が「スペイン櫃の秘密」「クィン氏のティー・セット」に差し替えられ、配列も違う。ハヤカワ・ミステリ文庫版はイギリス版の内容に「クィン氏のティー・セット」を加えたもの。クリスティー文庫版にはさらに「白木蓮の花」「愛犬の死」が追加されている。 == 収録作品 == *夢の家 - ''The House of Dream'' *名演技 - ''The Actress'' *崖っぷち - ''The Edge'' *クリスマスの冒険 - ''Christmas Adventure'' - エルキュール・ポアロ物。中篇「クリスマス・プディングの冒険」の元となる作品。 *孤独な神さま - ''The Lonely God'' *マン島の黄金 - ''Manx Gold'' - マン島の観光客誘致のために企画された、宝探しの手がかりとなる作品。 *壁の中 - ''Within a Wall'' *バグダッド大櫃の謎 - ''The Mystery of the Baghdad Chest'' - エルキュール・ポアロ物。中篇「スペイン櫃の謎」の元となる作品。 *光が消えぬかぎり - ''While the Light Lasts'' *クィン氏のティー・セット - ''The Harlequin Tea Set'' - ハーリ・クィンが登場する最後の作品。 *白木蓮の花 - ''Magnolia Blossom'' *愛犬の死 - ''Next to a Dog'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マン島の黄金」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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