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マヴァール年代記[まヴぁーるねんだいき]
『マヴァール年代記』(マヴァールねんだいき)は、田中芳樹による架空歴史小説。角川書店の小説誌『野性時代』に1988年から1989年にかけて断続的に掲載された。角川書店よりカドカワノベルズ版が全3巻で刊行され、その後、角川文庫に収められた。さらに東京創元社の創元推理文庫に、全1巻で収録された。 カルマーン、ヴェンツェル、リドワーンという3人の身分が違う青年達の野心や友情を、架空の帝国マヴァール帝国(特定のモデルはないと思われるが、固有名詞に関しては中世ハンガリー人(マジャール人)のそれから取っている)とその周辺諸国の激動の3年間を通じて描く。 == あらすじ == マヴァール帝国の皇子カルマーンは、皇帝である父の圧迫に耐えかね、父を殺してしまう。皇帝の崩御によって後継者争いが始まり、次期皇帝を選ぶ選帝公はカルマーンとその甥のどちらを選ぶかで2派に分かれ対立する。選帝公の1人ヴェンツェルは旧友カルマーンに味方する。しかしカルマーンの父殺しに気付いたことがきっかけで、彼の心に帝位簒奪の野心が芽生えてくる。2人と旧友の騎士リドワーンも、帝都に戻ってきたことがきっかけでマヴァール内の権力争いや周辺諸国との戦争に巻き込まれていくのだった。 そして、夕陽の中で最後の戦いが終わるとき、三人の青春と友情の日々もまた終わる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マヴァール年代記」の詳細全文を読む
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