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マークアップ言語(マークアップげんご、)は、見栄え(フォントサイズなど)や、見栄えには現れない文章構造などが、明確に示された文章など(XMLなど、もっと抽象的な概念などを表現するためにも使われるマークアップ言語もある)といったものを表現するための形式言語である。テキストファイルであることが多いが、バイナリデータによる形式もある。しかし、目に見えるものは見栄えだけであるため、そこにしか意識が向けられていないことが大変多く、次の主客転倒と同様の誤用も多い。 形式的に見て「通常の自然言語による文章の中にマークアップが埋め込まれる」のではなく「形式言語によるマークアップの中に自然言語による文章が埋め込まれる」ものであるから、文章とともにマークアップを記述する、であるとか、文章に対してマークアップにより指定するもの、というようなよく見られる説明は、主客が転倒した理解である。 <tag> ここがタグ付けされる対象</tag> というように、記号を交えた「タグ」を使うものが多い。現代において最も有名なマークアップ言語は、ウェブで使われているHTMLであろう。「」という語は英語圏の出版業界で著者、編集者、印刷者の間で指示を伝える方法を意味していた(語源を参照)。==特徴== マークアップ言語には様々なものがあるが、従来のワープロによく見られたファイル保存形式と異なる点として、その多くに共通する特徴は、テキストとマークアップ命令をひとつのファイル中に混ぜることである。ここでは例としてHTMLにおける短い節を示す。 HTML(あるいはXMLなど、SGMLの系譜にあるマークアップ言語)では、<このように> 山括弧で囲ったタグにより、要素をマークアップする(要素の頭部と尾部にあるのがタグであり、タグで囲まれた全体が要素である)。このHTMLの例では、h1 という第1レベルの見出し(headline)の要素があり、それに引き続いて1段落の文章が含まれているp要素(paragraph = 段落)がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マークアップ言語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Markup language 」があります。 スポンサード リンク
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