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マーシー級病院船[まーしーきゅうびょういんせん]
マーシー級病院船(マーシーきゅうびょういんせん Mercy class hospital ship)は、2009年時点でアメリカ海軍が保有している世界最大の病院船である。 == 概要 == 原形は、1976年に就役したサン・クレメンテ級タンカーであり、それをアメリカ海軍が買い取り、1986年と1987年に病院船として改装し、再就役させたものである。2009年現在の時点で、アメリカ海軍が運用している病院船はこの2隻のみである。 基本的な船型は、タンカー時代のものを踏襲しているものの、上部構造物は大幅に追加されている。艦橋は、船体前部に移動し、船の中央部には大型ヘリコプターが着陸可能な発着甲板が設けられた。船体は白色に塗装され、各所に赤十字マークが付けられている。医療設備として、1,000床のベッドと12室の手術室を持つ。 通常はアメリカ東海岸と西海岸に一隻ずつ配備されて少数の民間人スタッフで維持されており、基本的に岸壁に係留されるか港湾内に停泊して待機し、外洋には機関の整備と点検のために年7日ほど航海するのみである。出動の際は別途医療スタッフや支援スタッフを招集・乗船させる手はずとなっており、出航まで5日ほどかかる予定となっている。物資と人員を満載した場合、任務の状況にもよるが約90日間の行動が可能となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マーシー級病院船」の詳細全文を読む
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