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マージョリー・ステレット戦艦基金賞 (Marjorie Sterrett Battleship Fund Award) は、毎年アメリカ海軍の大西洋艦隊および太平洋艦隊の所属艦艇 各1隻に対してアメリカ海軍作戦部長によって授与される。 一般に受賞艦は例年の競技で高得点を挙げた艦で、艦隊内で最も戦闘準備が整っていた艦が選出される。本賞は毎年受賞する艦種(航空母艦、潜水艦、揚陸艦など)を変更するため、厳密に言えば正確ではない。 賞は少額の賞金(2004年度は約500ドル)を含む。受賞艦の艦長は、賞金を艦のレクリエーション基金に入れなければならない。賞金は運動用器材、運動競技あるいは射撃競技に対する賞、娯楽室備品、ダンスパーティや同様のレクリエーション活動に用いられる。 ==歴史== マージョリー・ステレット戦艦基金は1917年にトリビューン協会によって設立された。同基金は1916年2月4日に発行された紙に掲載された次の手紙がきっかけとなった: 手紙はアメリカ合衆国が第一次世界大戦への参戦に際して軍備を増強していた時期に書かれたものであった。この手紙は大きな反響を呼び、セオドア・ルーズベルト元大統領は直ちに手書きの返事と、寄付で応じた。数日後にルーズベルトはマンハッタンでマージョリーと面会した。トリビューン紙は全ての寄付者の名前を印刷し、国中の新聞がマージョリーの手紙を再掲載し、多くの寄付を受け取った。文法学者はマージョリーが「''like''」を接続詞として使用したことを非難したが、残りの多くの人々は彼女を敬愛し、十代の有名人とした。 結局、200,000枚のダイムが子どもたち、または将来生まれる孫の名を使った老人達から集まった。寄付金は海軍に送られたが、海軍長官のジョセファス・ダニエルズは海軍が寄付金を受け取ることは法的に禁じられているとして当初それを拒絶した。このため、海軍省が寄付金を受け取ることができるよう法改正が行われた。20,000ドルは1917年初めまで政府が管理した。 第二次世界大戦前には、基金からの収入は短距離戦闘訓練において高得点を挙げた砲塔内の砲撃要員、潜水艦では水雷要員に対しての賞に使用された。 第二次世界大戦後には、海軍は個々の部門の競争ではなく艦全体の戦闘準備および適合性を重視するようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マージョリー・ステレット戦艦基金賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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