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マーズワン(英:Mars One)は2025年までに火星に人類初の永住地を作ることを目的にするオランダの民間非営利団体。オランダの実業家バス・ランスドルプ(Bas Lansdorp)〔氏名の日本語表記は、『週刊新潮』記事に基づく。〕に率いられる宇宙飛行計画は2012年に発表され、4人の宇宙飛行士を送る予定〔マーズワン公式サイト 〕。ただしランスドルプ自身は火星移住に参加しない。 団体(『週刊新潮』記事では「財団」と表記)は、2011年に設立され、ノーベル物理学賞受賞者のヘーラルト・トホーフトも「アンバサダー」として加わっているという〔「2025年!片道切符!『火星移住』に合格した日本人」『週刊新潮』2014年1月16日号、pp.153 - 155〕。 == 概要 == 2013年4-8月に移住希望者を募集し、2013年12月30日、約20万人の移住希望者の中から日本人10人を含む1058人の候補者を選んだと発表した。日本人10人には、59歳の男性会社社長や30代の女性医学博士などが含まれていると報じられている〔。最終的に24人を選び、2025年には最初の4人が火星に住み始め、その後は、2年ごとに4人ずつ増やしていくことを予定している。火星から地球に戻ることは現在の技術および資金的に不可能なので、移住者は技術の進歩に伴い地球帰還の手段を得られない限り、火星に永住することになる〔「二度と戻らぬ火星移住、候補に日本人10人も」 読売新聞 2014年1月1日〕。2015年2月16日、財団は最初の移住候補者を、男女各50人の100人に絞ったと発表した〔すし屋開きたい…火星移住、候補に日本人女性も - 読売新聞2015年2月17日〕。100人の中には、メキシコ在住の日本人女性シェフ(50歳)が含まれている〔。 財源は、寄付金のほか、訓練や飛行や移住の様子を24時間リアリティー番組で放送する番組の放映権料を予定している〔〔。団体は、最初の4人を火星に送るコストを約60億ドルと見込んでいる〔。ランスドルプによると、夏季オリンピックが二週間の開催期間に40億ドルを稼ぐことを考えて、オリンピックより大きなプロジェクトであるので、60億ドルは十分に可能だとしている〔The Biggest Flaw in Mars One's Business Plan - Discovery News(2013年4月25日)〕。2023年には地球のインターネット人口が40億人に達するという予想があり、この人口が人類史上最大のショーを見ることを考えれば、莫大な収入が生じると見込んでいる〔。 有人飛行に先立ち、2018年5月に無人火星探査機を打ち上げ、水分の採取方法の研究を行う〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マーズワン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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