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マーティン・マサシ : ウィキペディア日本語版
マーティン・マサシ

マーティン・マサシMartin Irungu Mathathi、マーティン・イルング・マサシ、1985年12月25日 - )は日本を拠点として活躍しているケニア共和国中央州ニャフルル出身の陸上競技選手。専門は中・長距離走。シピリ高校を経て〔''SIPILI Secondly School''〕、現在、スズキ浜松アスリートクラブ所属。北京オリンピックおよび世界陸上選手権大阪大会10000mケニア代表。身長167cm体重49kg。
== 略歴 ==
2004年12月12日、熊本甲佐10マイル公認ロードレース大会では44分41秒で走り優勝。10マイル競走世界最高記録となった。
2005年8月8日、世界陸上選手権ヘルシンキ大会10000mではケネニサ・ベケレシレシ・シヒネと走り、27分12秒51で5位の成績を残した。2006年福岡で開催された第34回世界クロスカントリー選手権では3位入賞の成績を残した。
2007年7月28日、ケニア・ナイロビで開催されたケニア世界陸上代表選考会〔''Kenya National Trials
for World Championships in Athletics''〕ではジョセファト・ダビリに次ぐ2位(28分12秒4)となり、世界陸上選手権大阪大会ケニア代表に選出された。8月27日、大阪で開催された世界陸上選手権10000m決勝ではベケレ、シヒネに次ぐ3位(27分12秒17)となり、銅メダルを獲得した。
2008年7月5日、ケニア・ナイロビで開催されたオリンピックトライアル〔''Kenya Beijing squad announced as Trials conclude in Nairobi''〕では28分03秒95で走り、モーゼス・マサイに次ぐ2位となり、北京オリンピックケニア代表に選出された。8月17日、北京オリンピック10000mでは自己新記録となる27分08秒25で走り、7位の成績を残した。
2009年5月3日、静岡国際陸上競技大会10000mでは26分59秒88で走り2位となり、ジョセファト・ダビリと同時に日本国内初の10000m26分台を記録。自己ベストを更新するものとなったが、日本国内初の記録としては上位のダビリのものが残った〔福島が女子二百で日本新 静岡国際陸上 msn産経ニュース(09-05-03).2009年12月16日閲覧。〕。6月27日、ケニア・ナイロビで開催されたケニア選手権では28分19秒13で走り8位となった。
2010年5月9日、仙台国際ハーフマラソンハーフマラソンに初出場。2位のメクボ・ジョブ・モグス以下を1分以上突き放す、59分48秒の記録で優勝した〔女子樋口初V、男子はマサシ 仙台国際ハーフマラソン 河北新報社(10-05-10). 2010年5月10日閲覧。〕。
群馬県で開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会では2004年から2007年まで4年連続区間賞を獲得する活躍を見せるなど、駅伝においても優れた成績を残している。
2004年元旦の第48回全日本実業団駅伝では1区(12.3km)を務め、34分23秒の区間新記録を樹立。スズキでは第8回全日本実業団駅伝で4区を走った佐藤清以来、40年ぶりの区間賞獲得となった〔スズキ陸上競技部データライブラリ2004年1月 〕。2005年元旦の第49回全日本実業団駅伝では3区(11.8km)を30分59秒で走り区間新記録を刻み、区間賞を獲得するとともに、スズキ6位入賞の推進力を担った。2006年元旦の第50回全日本実業団駅伝では3区を31分14秒で走った。26番手から12番手まで14人を抜く力走での区間賞獲得となった。
2007年元旦の第51回全日本実業団駅伝では1区を務め、34分16秒の区間新記録を更新。1位でタスキを中川拓郎につないだ。2008年元旦の第52回全日本実業団駅伝では3区を31分16秒で走りガトゥニ・ゲディオンらに次ぐ区間3位。12人を抜く快走を見せた。2010年の第54回全日本実業団駅伝では3区(8.3km)を22分04秒で走りポール・タヌイ(九電工)、ダビリらと僅差の区間3位となった。
2011年9月、イギリスのグレートノースランで、大会最高記録となる58分56秒で優勝。
2012年12月2日、来日10年で初のマラソンとして福岡国際マラソンに挑戦するが、38km付近で途中棄権した。
2013年12月1日、前年途中棄権した福岡国際マラソンにて2時間7分16秒で優勝。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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