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数学では、複素数係数の多項式 のマーラー測度(Mahler measure) は、 : と定義する。 ここに : は、 の''L''τノルムである(これは の値の本来のノルムではないのであるが)。 イエンセンの公式により、 : であれば、 : であることを示すことができる。 代数的数 のマーラー測度は、 上の の最小多項式のマーラー測度として定義される。 マーラー測度は、(Kurt Mahler)にちなんで命名されている。 ==性質== * マーラー測度(Mahler measure)は乗法的、つまり、 * (クロネッカーの定理) が なる整数係数の既約なモニック多項式であれば、 であるか、もしくは は円分多項式である。 * レーマーの予想は、定数 が存在して、 が整数係数の既約多項式であれば、 かまたは、 であるという予想である。 * 整数係数のモニック多項式のマーラー測度は、(Perron number)である。
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