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ミクログリア : ウィキペディア日本語版
小膠細胞[しょうこうさいぼう]

小膠細胞(しょうこうさいぼう、:en:Microglia)は、脳脊髄中に存在する神経膠細胞の1つ。ミクログリアHortega細胞とも呼ばれる。他の神経膠細胞は外胚葉由来であるのに対して小膠細胞は中胚葉由来である。マクロファージ様の食作用を有し、神経組織が炎症変性などの障害を受けると、小膠細胞は活性化し、病変の修復に関与する。Fcレセプター補体レセプターMHCの発現、インターロイキン1の分泌を行い、中枢神経系の免疫担当細胞としての役割を有する可能性が示唆されている。
== 神経保護 ==
一般的に神経保護とはグリア細胞の活性化を抑制することを指しており、髄鞘(ミエリン鞘)の形成を指してはいない。
むしろグリア細胞の活性化を抑制することは、その一種であるオリゴデンドロサイトも抑制することになり、髄鞘(ミエリン鞘)の機能不全を引き起こすことが考えられる。
そのため神経保護作用は正常な神経回路形成に悪影響が出ることが示唆されている。特にそれは発達期において有害であることを意味する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小膠細胞」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Microglia 」があります。



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